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野犬出没で栗東トレセン事故多発/トレセン発秘話

  • 2012年09月19日(水) 18時00分
「野犬に注意」――。こんなプリントが今、栗東トレセンの各厩舎に配られている。最近、野犬がトレセンで多く見られ、それに伴う事故が起きているというのだ。

 そういえば、坂路野郎も夏前ぐらいにこんな話を聞いたことがある。

「最近、野犬がまた子供を産んで、増えてきたみたいや。なんでも10匹以上いるらしいで」

 犬がトレセンでなぜ厄介者扱いされるのか?

 一番の理由は突然、馬場の中に出てきたりすると馬がびっくりして重大な事故になりかねないからだ。この夏にはゲート調教をしていた某厩舎の2歳馬が、E(ダート)コースのド真ん中で寝ていた犬に驚いて、騎乗者を落とし、大けがになる事件があった。

 坂路野郎が聞いたところ、野犬の目撃情報が一番多いのがこのEコース。あの広々としたコースの中で砂に体を預けて日を浴びるのが気持ちいいのだろうか、コース脇で昼寝をしたり、のんびりくつろいでいる犬が多いらしい。

「毛色が白くてCMのあの犬に似ているから皆『○フトバ○ク1号、2号…』って呼んでる。今はEコースで追い切りをする馬も少ないけど、自分が前にいた内藤厩舎なんてEコースの追い切りばっかりだったから犬が出てきた時は大変だった。一度、調教中に後ろから犬に追いかけられて馬が逃げたこともあった。ワンワンほえられて…あれは怖かった」とは荒川厩舎の佐藤助手。

 追われる馬と追いかける犬。果たしてどっちが速いのか興味もあるが…。この時期は2歳馬の入厩が増えてゲート練習、試験などでEコースを使うことが増えている。野犬絡みの事故が起きないことを祈るばかりだ。
(栗東の坂路野郎・高岡功)
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