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猛暑への耐性◎マーティンボロ/トレセン発秘話

  • 2016年08月05日(金) 18時00分


◆例年に比べて今年の小倉は特に暑い

「芝は例年の開幕週より若干時計がかかって差しも決まる」とか、「ダートは1秒ぐらい時計を要する馬場になっている」など、先週から始まった夏の小倉開催の馬券対策をしているファンは多いだろうが…。

 頭に入れておかなくてはいけない最も大事なことがある。それは毎年のように遠征している人間ですら「例年に比べて今年の小倉は特に暑い」とうんざりしたように話す気温の高さだ。

 夏の小倉開催ではレース後に熱中症になる馬が例年見られるが(もちろん新潟開催でも…)、開幕週にはその症状を見せた馬が続出したという。初日から馬連5万円超馬券の3連発が飛び出すなど、“荒れ相場”だった小倉開催週。よもやの惨敗を喫した人気馬がいかに多かったことか。その原因のひとつが「夏負け」と坂路野郎はにらんでいる。

 今週末も小倉は最高気温が35度を超える猛暑日になる予報。狙っている馬が夏バテしないかどうかは気になるところ。暑さも乗り越えるために必要なのはやはり心身の充実、デキの良さだろう。

「ひと叩きして状態は確実に良くなってますよ。小倉の2000メートルは得意にしているし、あとはジョッキーがうまく乗ってくれれば」と平間助手が胸を張るのが小倉記念に出走予定のマーティンボロ。

 友道キュウ舎の馬房にはこの時期、効力絶大なクーラーが完備されている。しかもこの馬自身、稼働している時は必ず夏場に勝ち鞍を挙げており、暑さへの耐性も◎だ。快適な環境で過ごし、デキ良好な7歳馬の一発にかけてみる手はある。(栗東の坂路野郎・高岡功)

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2010年に創刊50周年を迎えた夕刊紙。競馬確定面「競馬トウスポ」(大阪スポーツは「競馬大スポ」、中京スポーツは「競馬中京スポ」)は便利な抜き取り16ページで、中身は東スポグループだからこその超充実ぶり。開催3場の全36レース(2場開催の場合は全24レース)の馬柱を完全掲載しています。

関東・舘林勲、大阪・松浪大樹の本紙予想のほか、記者による好評コラム(「一撃・山河浩、馬匠・渡辺薫など)、そして井崎脩五郎、爆笑問題の田中裕二、IK血統研など超豪華執筆陣の記事も読みごたえたっぷり。馬券作戦に役立つ情報が満載です。

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