骨量豊かで筋肉量も豊富
ネット投票限定なので、そんなことはないと思えるが、ひょっとすると阪神JFよりそのあとの「香港マイルや、香港カップ」のほうが売れるのではないか、との推測もある。馬券購入資金はだれでも予定額があるから、阪神JFや、カペラSの売り上げは下がるはずである。一般に2歳戦は買いにくいファンが多い。ほとんど時差がないから、香港スプリントと、阪神JFの発走時刻は同じになってしまった。香港用のネット投票と、日本の馬券は(パドックを確認しながら)手持ちのお金で買おうとしているファンは、きょうの3時から香港カップの終了する5時半過ぎまで、それこそ大変。それでなくとも忙しい3場開催が、4場開催になったのである。
テレビなどの放映も複雑で、限定発売であることも少し関係し(買えないファンもいるのだから)、少し時間を置いて放映することになる。そうすると、現代の世界の馬券発売レースがリアルタイムで放映されないことに物足りなさを感じるファンがいるかもしれない。もっともネット投票には、表だって不満を漏らすような大量買いの馬券購入者はいないから、大丈夫か。
人気でも、
ソウルスターリング(父フランケル)に注目したい。最初の目標は桜花賞となったから、この阪神のマイルに挑戦するが、来季の大目標はオークスだろう。身体つきは骨量も豊か、筋肉量も豊富なフランケル産駒だが、フットワークは軽く鋭い。こなせる距離の幅は広いはずである。近年の多くの活躍牝馬のパターンからして、オークスで勝ち負けできるようなスケールがあるなら、桜花賞でも快走できる。阪神のマイルは坂ができて直線が長くなって以降、桜花賞も完全な総合能力勝負である。
有力馬の使い分けと思える次週のミスエルテとともに父フランケルの評価は世界で高まっているが、ミスエルテと比較すると、ソウルスターリングの方が、距離延長に不安はないはずである。母の父にモンズーンの名があるように、ファミリーはドイツで発展し多くの活躍馬を送っている名牝系。ただ単に母スタセリタが活躍牝馬だからではなく、同じ一族から日本で大活躍したブエナビスタ、マンハッタンカフェが出現しているからでもある。
素晴らしい状態の
リスグラシューが相手の筆頭。相手妙味は、前回は脚を余した感のある
ディーパワンサ。穴馬は動きが光った
クインズサリナか。