常石勝義&赤見千尋が見つけた 競馬の職人/常石勝義&赤見千尋

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NARGP2016授賞式開催!

2017年02月07日(火)18時00分

注目数:24人
NARGP2016授賞式

受賞された方々が一堂に会したNARGP2016授賞式



ダートグレード競走特別賞:コパノリッキー
小林祥晃氏

赤見:NARGPはラブミーチャン以来ですね!

小林:そうですね、またこの場に来られて嬉しいです。本当にこの馬は、勝つ時と負ける時の落差が激しくて…ファンの皆さんに申し訳ないです。今年7歳ですけどまだまだ子供っぽいところもありますし、正直よくわからない馬ですよね(笑)。ホッコータルマエが引退したのは残念ですが、偉大な記録(GI格レース・10勝)を作ってくれたので、そこを目指してがんばります! 今8個なので、とにかくあと2つ。あと2つGIを勝ちたいですね。

赤見:今年はラブミーチャンの初仔がデビュー予定です。

小林:いよいよですよ! 今はラブミーチャンやリッキーが育った育成牧場で過ごしています。母は2歳で年度代表馬になった馬ですから比べるのはかわいそうですけれども、順調に来ているということで、今後は栗東の村山厩舎に入る予定です。父ゴールドアリュールなんですけど、ちょっと小さいんですよね。初仔はやっぱり少し小さく生まれる傾向があるのかな。ラブミーボーイと名付けました。こちらも応援よろしくお願いします!

NARGP2016授賞式

小林祥晃氏や武豊騎手らコパノリッキー関係者の皆様


特別賞(ダートグレード100勝達成)
武豊騎手

赤見:受賞おめでとうございます。

:ありがとうございます。地方競馬の関係者の方ばかりなので、若干アウェイ感を感じますが(笑)。ここに来られてとても嬉しいです。

赤見:ダートグレード100勝というのは断トツの数字ですし、本当にすごいと思います。

:1つ1つ、いろいろな想い出がありますね。今はなくなってしまった競馬場でも勝たせていただきましたし。さっき共同会見で想い出の馬は? と聞かれたんですけど、たくさんいすぎて1頭は挙げられないですね。

赤見:すごく昔の話ですけど、大井では勝てないって言われていた時期ありましたよね?

:あった! あった! そんな時もありましたね。今は大井が(成績)いいんですよ。難しいのは川崎…。本当は(昨日の川崎記念を)勝って今日ここに来たかったです。

赤見:では、今年の意気込みをお願いします。

:中央とか地方とか海外とか、区切って考えていないんでね、競馬があるところならばどこでも行きたいと思っています。今年もたくさんいい馬に乗せていただいていますし、芝でもダートでも大きいところを狙える馬に乗せてもらってますから、しっかり結果を出せるようがんばります。

優秀新人騎手賞
加藤聡一騎手

赤見:記者会見には出席しませんでしたが、さっき到着したんですね?

加藤:はい、名古屋で9レースまで乗ってから来ました。9レースで勝てたので、気持ちよくここに来ることができましたね。

赤見:デビュー年の昨年は56勝。素晴らしい成績でした。

加藤:本当に乗せていただいた関係者の皆さん、がんばってくれた馬たちのお陰です。いい馬にたくさん乗せていただきましたから。その中で本当はもっと結果を出せたと思うので、今年はもっと上を目指します。

赤見:デビュー前の目標は、初騎乗初勝利、そして年間80勝という目標を掲げていました。

加藤:初騎乗初勝利は周りの方々のお陰で達成できて嬉しかったです。年間80勝は減量がなくなる数字なので目指したんですけど、まぁ、かなり大きすぎる目標ですよね…。でも、小さい目標よりもどーんと大きなところを目指した方ががんばりがいがあるかなと思いまして。去年は達成できなかったけれど、今年はもっと努力を重ねて、今はまだまだですけど、周りの方々に信頼してもらえる騎手になります!

最優秀勝率調教師
2歳最優秀牝馬:ピンクドッグウッド
川西毅調教師

赤見:なんと勝率39.6%という素晴らしい成績でしたね。

川西:自分では全然実感ないんですよ。特に1月2月はいつもあんまりよくないんですけど去年も全然勝てなくて。なかなか波に乗れませんでした。しかも重賞がまったく勝てなくて、11月のゴールドウイングでやっと勝てたんです。これは苦しかったですね。

赤見:でも、大みそかに大井で東京2歳優駿牝馬を勝利しました!

川西:あれは本当に嬉しかったです。ゲートに行っていたので厩務員さんたちと一緒に車の中で見ていたんですけど、周りがびっくりするくらい叫んでました(笑)。南関東で勝つことを一つの目標にしていたので、本当に嬉しかったです。

赤見:所属の加藤騎手も新人賞を受賞しました。

川西:あれは僕の力ではなく、周りの調教師さんたちがたくさん乗せてくれて、バックアップしてくれたお陰です。本人も努力しましたけど、まだまだですね。多少はよくなって来たので、このまま真面目に頑張ってくれたらと思います。

優秀女性騎手賞
木之前葵騎手

赤見:2年連続2度目の優秀女性騎手賞受賞、おめでとうございます。

木之前:ありがとうございます。去年は一昨年より上の勝ち星を目標にしていたので、70勝することができて本当に嬉しいです。でも勝ちきれなかったレースも多いですし、先輩にも怒られることが多いので、もっともっと努力して上手くなりたいです。

赤見:70勝もすごいですし、重賞も3勝!さらに今年はすでに重賞2勝!! すごいですね。

木之前:初めての重賞勝ちは本当に嬉しかったです。キトキトが本当に強いので、周りからは普通に乗れば大丈夫だって言われたんですけど、もうすごく緊張しました。去年の重賞は本当にキトキトが強くて勝たせてもらったんですけど、今年またカツゲキの馬で(尾張名古屋杯・カツゲキライデン/園田クイーンカップ・カツゲキマドンナ)勝つことができて、本当に嬉しいし有り難いですね。

赤見:では、今年の目標を教えて下さい。

木之前:難しいとは思いますが、年間100勝を目指します。去年からプラス30勝ですから、たくさん努力して上手くなれるようがんばります!

NARGP2016授賞式

「たくさん努力して上手くなれるようがんばります!」と抱負を述べた木之前葵騎手


特別賞(出産後現役復帰)
宮下瞳騎手

赤見:特別賞受賞、おめでとうございます。

宮下:ありがとうございます。まさかこういう賞をいただけると思っていなかったので、とても嬉しいです。NARGPはかなり久しぶりですし、またこの場に立つことができて本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

赤見:8月からの現役復帰で24勝を挙げました。

宮下:去年の成績はちょっとできすぎだったかなと思います。周りの方々がサポートしてくれましたし、旦那さん(小山信行騎手)もかなりバックアップしてくれましたから。それでも2着が多くて迷惑をかけてしまったので、今年はきっちり勝ちきれるようもっともっとがんばります。

赤見:今年の目標を教えて下さい。

宮下:今年中に700勝したいです(現在654勝)! 今年は旦那さんが韓国へ(騎手を休業して調馬師として)行ってしまうので、仕事でもプライベートでも去年よりキツい面はあると思います。仕事面は自分自身が精いっぱいがんばって、プライベートでは子供たちに寂しい思いをさせないようにいっぱい遊んであげたいです。

NARGP2016授賞式

「子供たちに寂しい思いをさせないようにいっぱい遊んであげたいです」と母としての一面も見せる宮下瞳騎手


年度代表馬 ソルテ
吉原寛人騎手

赤見:年度代表馬の主戦騎手としてこの場に立ったお気持ちはいかがですか?

吉原:本当に嬉しいですね。自分が年度代表馬になる馬に関わらせていただいたことがありがたいですし、馬にも周りの方々にも感謝の気持ちでいっぱいです。年度代表馬ですからね、なかなか獲れるものではないですし、そういう馬に出会えたことは騎手として本当に幸せですね。

赤見:吉原騎手が乗り出してから一気に強くなりましたよね。

吉原:僕は本当にタイミングのいい時に乗せていただきました。初めて乗せてもらった時には、一つ勝ったら変わるんじゃないかっていうところまで来ていたんです。あともう一つ、もうワンパンチだなと思っていましたが、OP特別、重賞と立て続けに勝って、ガラッと変わってくれました。

赤見:ダートグレードでJRA勢相手に大活躍でした。

吉原:かしわ記念は初めてのダートグレードで、しかもすごいメンバーでしたけど、それでもあのときの僕とソルテは負ける気がしませんでした。そのくらい信頼関係ができて、勝ちに行くレースをしたんですけど、コパノリッキーの強さにはびっくりしました。あそこまで行ったら勝ちたかったですね。さきたま杯はソルテらしいレースをしてくれて、会心のレースでした。ダートグレードを勝てて、本当に嬉しかったです。だからこそ秋2戦は悔しい内容でした…。

赤見:今年もフジノウェーブ記念からかしわ記念というローテーションだとお聞きしました。意気込みをお願いします。

吉原:去年はなんとかGIを勝ちたいとやって来たんですけど叶わなかったので、今年こそ夢を叶えられるよう、ソルテと共にがんばります!
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コラムニストプロフィール

常石勝義&赤見千尋
常石勝義&赤見千尋
常石勝義
1977年8月2日生まれ、大阪府出身。96年3月にJRAで騎手デビュー。「花の12期生」福永祐一、和田竜二らが同期。同月10日タニノレセプションで初勝利を挙げ、デビュー5か月で12勝をマーク。しかし同年8月の落馬事故で意識不明に。その後奇跡的な回復で復帰し、03年には中山GJでGI制覇(ビッグテースト)。 04年8月28日の豊国JS(小倉)で再び落馬。復帰を目指してリハビリを行っていたが、07年2月28日付で引退。現在は栗東トレセンを中心に取材活動を行っているほか、えふえむ草津(785MHz)の『常石勝義のお馬塾』(毎週金曜日17:30〜)に出演中。

赤見千尋
1978年2月2日生まれ、群馬県出身。98年10月に公営高崎競馬の騎手としてデビュー。以来、高崎競馬廃止の05年1月まで騎乗を続けた。通算成績は2033戦91勝。引退後は、グリーンチャンネル「トレセンTIME」の美浦リポーターを担当したほか、KBS京都「競馬展望プラス」MC、秋田書店「プレイコミックシリーズ」の「優駿の門・ASUMI」の原作を手掛けるなど幅広く活躍中。