前回8月30日のWIN5は3550万5610円の高額配当決着。1レース目の苫小牧特別(札幌10R)を単勝オッズ38.8倍(10番人気)のサクラルーフェンが制し、いきなり残存率が約1.5%――すなわち総投票数の約98.5%が望みを絶たれるという大波乱の展開でした。

　ちなみに、1レース目終了時点の残存率としては、2020年に入ってからだと2月2日や7月19日(いずれも約1.9%)を下回る最低の数字。今年もっとも楽しみづらかった回と言って良いんじゃないでしょうか。

　明日9月6日のWIN5は総出走頭数が65頭、総組み合わせ数が30万2400通り(土曜12時現在)。5レース目の新潟記念(新潟11R)こそ“フルゲート”の18頭立てですが、少頭数となった対象レースも多く、総組み合わせ数は少なめです。

【2020年09月06日発売分の1点予想】

小倉10R 3.メイショウテンモン
新潟10R 15.グランデストラーダ
札幌11R 5.ボスジラ
小倉11R 9.モントライゼ
新潟11R 11.ワーケア

【1レース目 小倉10R 西日本スポーツ杯】

　今年の2回小倉芝1800m(9月5日終了時点)は、3歳以上のレースに限ると、前走で後方からレースを進めていた馬が不振。「前走の4コーナー通過順が9番手以下だった馬」は[0-1-2-27]と勝ち切れていません。ナイトバナレット・ココナッツスルーらは評価を下げるべきだと思います。

　このメンバー構成ならナンヨープランタンも侮れませんが、狙ってみたいのは展開に恵まれそうなメイショウテンモン。あとはアルファライズ・ゼンノジャスタあたりも、スムーズにレースを進められればチャンスはあるでしょう。

【2レース目 新潟10R 古町S】

　今年の2〜3回新潟ダ1800m(9月5日終了時点)は、2勝クラス以上のレースに限ると、前走で後方からレースを進めていた馬が不振。「前走の4コーナー通過順が8番手以下だった馬」は[2-0-2-42]と安定感を欠いていました。ニューモニュメントらは過信禁物です。

　有力候補はウインネプチューン・エムオーグリッタ・グランソヴァール・パンコミード・グランデストラーダあたり。グランデストラーダに魅力を感じるものの、手広く押さえた方が良いかもしれません。

【3レース目 札幌11R 丹頂S】

　年明け以降の戦績を素直に重視したい一戦。「“同年、かつJRAのレース”において3着以内となった経験のない馬」は2015年以降[0-0-2-29]と苦戦しています。また「馬齢が7歳以上の馬」も2015年以降[0-0-2-20]と連対例なし。該当馬は思い切って評価を下げましょう。

　これらの条件をクリアしているのはバレリオ・ボスジラ・タイセイトレイル・バラックパリンカ・ウラヌスチャーム・ナイママあたり。オッズ次第では面白そうな馬もいますが、やはりボスジラを素直に重視した方が良さそうです。

【4レース目 小倉11R 小倉2歳S】

　今年は臨戦過程が明暗を分けそう。「前走との間隔が中2週以内だった馬」は2014年以降[2-3-1-45]と期待を裏切りがちでした。

　出走予定馬のうち、前走との間隔が中3週以上なのはフォドラ・モントライゼの2頭だけ。モントライゼは特に信頼できると思いますし、臨戦過程に余裕のないアールラプチャー・セレッソフレイム・メイケイエール・フリードあたりは強調できません。

【5レース目 新潟11R 新潟記念】

　ビッグレースから直行してきた馬と、前走で出走メンバー中上位の上がり3ハロンタイムをマークしている馬が中心。「前走の条件が“JRA、かつGIのレース”以外、かつ前走の上がり3ハロンタイム順位が5位以下だった馬」は2016年以降[0-0-0-24]なので、ジナンボー・ブラヴァスらは過信禁物と見るべきでしょう。

　なお「馬齢が6歳以上の馬」は2016年以降[0-0-2-34]、「前走の馬体重が470kg未満だった馬」は2016年以降[0-0-1-18]。高齢馬や馬格のない馬も評価を下げるべきだと思います。

　中心視したいのはアールスター・ワーケア・ゴールドギア・サンレイポケットの4頭。もっとも、単勝で保険を掛けることができる5レース目ですし、人気を集めそうなワーケアの一頭勝負とするのもひとつの手です。