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【AJCC予想】未来は第二のゴールドシップ

  • 2023年01月21日(土) 18時00分

スケールアップした馬体を見せるガイアフォース


 人気のガイアフォース(父キタサンブラック)は、今回は500キロを上回るスケールアップした馬体と思える。フットワークも一段と力強くなった。

 1キロ増だけの別定57キロに不利はなく、中山2200mは1勝クラスを勝ったばかりでのちの菊花賞馬アスクビクターモアを競り負かした距離。菊花賞は最内枠でずっと被される展開が、少し不器用な大跳びだけにきつかった。タフな芝も、外枠も有利だ。

 父キタサンブラックは、4歳イクイノックス、3歳ソールオリエンスなど、大物を出す種牡馬になりつつあり、2世代で、もう総合種牡馬ランキング上位だ。

 2021年1月に23歳で老衰死した母の父クロフネは、2007年から12年連続して総合種牡馬ランキング10位以内の名種牡馬だった。現在はブルードメアサイアー(母の父)の時代に移り、今年を含めもう8年連続してベスト10入り。最近5年は「3、3、3、3、4位」。直仔の時代よりむしろ影響力は強い。

 クロフネの産駒は芦毛馬の方が断然活躍し、重賞を制した30頭近い直仔のうち、7割以上が自分と同じ芦毛か、ソダシと同じ白毛だった。ただし、クロフネは知られるように男馬に逸材が少なく、後継種牡馬はごく少数。そのため父系からの芦毛は伝わりにくい。

 芦毛の遺伝の法則通り、クロフネの芦毛の活躍牝馬が芦毛の産駒を送るとは限らない。母の父にクロフネを持つ芦毛の活躍馬は意外なほど少なく、GI馬はノームコア(ヴィクトリアマイルなど)、クロノジェネシス(有馬記念など)姉妹だけにとどまる。

 かつて、メジロマックイーンがそうだった。その芦毛は現在ゴールドシップ(母の父メジロマックイーン)に受け継がれている。

 ガイアフォースは成長して、第二のゴールドシップになれる可能性がある。東海Sの7歳ハヤブサナンデクン(母の父クロフネ譲りの芦毛)にもまだ望みはある。

 ガイアフォースの相手は、筆頭はエピファニーだが、途中からでも動くバビット、追い込むラーゴムは入れておきたい。

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1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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