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【オールカマー予想】“大変身”の可能性秘めるゼッフィーロ

  • 2023年09月23日(土) 18時00分

血統背景が大きな魅力


 GIIの別定重量戦。GI3勝馬タイトルホルダーは勝利時期の関係で58キロ。GI馬ジェラルディーナも56キロで出走できる。波乱はたまにしか起こらない。それを承知で57キロの4歳馬ゼッフィーロ(父ディープインパクト)を買おうとするのは無謀に近い。まだ重賞勝利もなく【4-3-2-1】の格下馬だ。

 果敢に挑戦の穴馬はたしかだが、ここまで馬券圏外の敗戦は、前走GII目黒記念2500mの0秒2差4着の一回だけ。3歳6月の1勝クラス突破を契機に、目下7戦連続して0秒2差以内の接戦を続ける。また、相手は一戦ごとに強化しながら、現在4戦連続して上がり3ハロンは最速。4着の目黒記念も上がり最速の33秒5だった。

 その目黒記念は逃げ馬が2着に残り、後半1000m57秒9-上がり34秒5の先行馬向きの流れだったが、最後方近くから追撃。大外を回って勝ち馬から0秒2差だった。

 上昇一途の4歳秋。今回騎乗する戸崎騎手は外回り2200mのこのGII【2-1-1-4】。騎乗スタイル(流儀)に合っている。

 血統背景が大きな魅力。4代母は世界の名牝ミエスク。3代母モネヴァッシアは名種牡馬キングマンボの全妹。祖母ウーマンシークレット(父サドラーズウェルズ)は、同じ一族の輸入牝馬ラヴズオンリーミーの半姉になる。

 ラヴズオンリーミーは、リアルスティール(先週のレーベンスティールの父)、海外を含めGI4勝馬ラヴズオンリーユーなどの母となり大成功。ストームキャットの牝馬だからでもあるが、ディープインパクトとの相性抜群だった。

 同じ一族の祖母ウーマンシーレット、母ワイルドウインドの牝系もそれなりに発展して総数10頭を超えたが、ディープインパクト産駒はこのゼッフィーロ1頭だけ。ディープインパクトの日本での事実上の最終世代であり、大変身する可能性はある。

 タイトルホルダーが積極的に行くこと必至。スローはないはずだ。単・複を含め、連勝馬券は手広くいきたい。

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1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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