先週の「平安S」に続きここもフルゲート。最初の特別登録は40頭を超えていた。フェブラリーSを目標とする馬があふれている。ダートのトップクラスは一段と層が厚くなり、ここは1分22秒台の持ち時計を持つ馬がほとんど。大接戦だろう。
平安Sは8歳クワイエットデイがしのぎ切って勝ったが、ここも9歳リミットレスビッド、8歳トウショウギア、8歳牝馬メイショウバトラーなど、12歳ノボトゥルーはともかく、ベテラン勢が侮れない。
トウショウギアはこの東京ダート1400mのレコード(1分22秒3)であると同時に、東京ダート1400mで6勝も記録している。もまれたり、激しくからまれるとモロいが、レコードの際が58kg。前々走の霜月Sではアドマイヤスバルにハナ差及ばずの1分22秒8だが、そのときが59kg。それが今回は「56kg」の別定重量なのだから斤量は有利だ。
トウショウギアは本物になった5歳以降のここ3年間、東京ダート1400mでふつうは不利とされる外枠10番より外を引くと1、1、1、1、2着の良績を残している。ロスはあってももまれない方がいいからだ。
今回、悪いことに内の3番枠を引いてしまったのでちょっと弱気にならざるをえないが、8歳のベテラン、うまく好位で前半はタメて途中から逃げ馬の外に出したい。
目下絶好調のワイルドワンダーと、詰めの甘さをカバーするダートの方が合っていそうなシンボリグランとの三つ巴が本線。凡走しそうもないという意味ではワイルドワンダーが軸馬向きか。
3頭のボックスに、時計の速い東京ダートでこそ真価発揮メイショウバトラーを加える。