去る5月17日(金)に白夜書房BSホールにて、競馬総合チャンネル×競馬王コラボレーション企画『POG公開ドラフト』が開催されました。
プロによるPOG公開ドラフト
パネリストとして井内利彰氏、グラサン師匠、栗山求氏、美野真一氏、横手礼一氏、吉田竜作氏というお馴染みの6名に加えて、編集部代表としてケシハタが参戦。熱いドラフト会議が繰り広げられました。指名馬解説は今年も伊吹雅也氏です。ルールは、1位〜5位までは入札方式、6位以降はウェーバー方式を採用。2時間超かけて決定した指名馬は…
【ドラフト1位】
美野真一氏 母ドルチェリモーネ
実は、悩んでいて、控え室の段階でも1位は決まっていなかったんです。昨年のロゴタイプ、過去にはヴィクトワールピサなど、産地馬体検査の早来初日で当たりを引くことが多いので、今年もそこから選びました。すでに入厩済みです。
栗山求氏 母クロウキャニオン
ディープインパクト産駒の成功パターンが詰まっており、本年度産駒の中で一番よい配合です。馬体重だけが心配だったのですが、現状で500キロ程度とのこと。馬のデキがまともなら走ってくると思います。
吉田竜作氏 母レーヴドスカー
先週、松田博調教師が北海道へ行って入厩の予定を立ててきたそうなんですが、この馬は一番順調に進んでいるグループの一頭だそうです。北海道デビューの可能性もあるという話なので、計算が立ちやすいかなと。現状、460キロ程度で、ほどよいサイズです。
横手礼一氏 母アドマイヤグルーヴ
アドマイヤセプターの全妹ですね。姉は気性的な問題で才能を発揮できませんでしたが、この馬はそうした問題もなく順調に来ているようです。血統のすばらしさを素直に信じたいと思います。
井内利彰氏 母ディソサード
須貝調教師が、『競馬王のPOG本』の袋とじの僕の1位指名馬がこの馬なのを知って、「うれしい」と言ってくれたので、ここでも喜んでもらおうかと(笑)。5月1日に入厩済みですが、とにかくモノが違います。追い切りの乗った岩田騎手もそう思ったようです。
グラサン師匠 母ダイワスカーレット
直感で選びました。国枝厩舎の牝馬は走りそうだし、楽しそうやなと。ケシハタさんの取材では、北村騎手は「軽さがある」、国枝調教師は「クラシックが見えた」と言っているらしいです。
ケシハタ 母ラヴズオンリーミー
ノーザンファーム空港牧場に取材に行った編集部員の話では、今井厩舎長から、「いかにもディープインパクトらしい柔らかさがあって、体に合わない身のこなしだ」と賛辞の言葉が並んだと。また、矢作調教師への取材では、一番にこの馬が挙げられたそうで、これはディープブリランテのときと同じだそうです。
【ドラフト2位】
美野真一氏 母フィラストリート
下河辺牧場なので遅いかと思いきや、連休明けにヒルサイドステーブルへ移動して順調だと聞いています。この時期に、坂路を上がってもすぐに息が戻るので、期待できると思います。
栗山求氏 母ラヴアンドバブルズ
ディープブリランテの全弟です。ディープインパクトの良い配合は、上が走れば下も走る傾向があるので、完璧な成功パターンですね。気性面は分かりませんが、普通であれば走ってくるでしょう。
吉田竜作氏 母ビワハイジ
皆さんもご存知のとおり、馬体の小さい馬なので直前まで悩みました。松田博調教師に話を聞いたところ、現状、430kgを超えているそうで、12月頃のデビューを予定しているとのこと。この血統なので信頼して指名します。
岡田繁幸氏のお気に入りの馬を2位指名
横手礼一氏 母コスモチェーロ
2位で指名するのかよ、という皆さんの空気に、「あー、失敗した」と思いました(笑)。岡田繁幸氏のお気に入りの馬で、パワーが勝った馬ではないけれど、動かすと良いと聞いています。ゲート試験に合格しているのもプラスですね。
井内利彰氏 母ヴェイルオブアヴァロン
本来は入厩して、自分の目で見た馬以外は指名しないのですが、この馬だけはすごく走りそうな雰囲気がありまして……。友道調教師の取材では良いコメントの馬が多いのですが、この馬はその中でも特に気になりました。デビューも早そうですよ。
グラサン師匠 母ボンバルリーナ
(取材した)追分Fリリーバレーの調教主任の畠山さんのコメントが、一番熱がこもっていた馬です。父にも、母父にも似ているそうです。調教で、(後ろの馬に乗っていて)後ろから見ているとうらやましいくらいの走りをすると。決め手は、畠山さんの「王道タイプ」という言葉です。
ケシハタ 母マリーシャンタル
合同撮影会にはいなかったんですが、横手厩舎長曰く「この馬も走ると思う」ということでこっそり紹介してもらいました。コディーノ以上かもしれないというコメントをいただき、中尾事務局長も「走るよ」と。
【ドラフト3位】
美野真一氏 母シーザリオ
全兄のエピファネイアは目つきが気になって、指名はしませんでした。この馬は、優しい目をしていていいかな、と。馬体は薄めですが背丈がある、個人的に好きなタイプです。
栗山求氏 母グレイトサンライズ
レッドディザイアの弟になります。マンハッタンカフェとディープインパクトは配合の成功パターンが似ています。と言っても、実は未検証なので、この馬で実証したいと思います(笑)。
吉田竜作氏 母アドアード
いろいろあって松田博厩舎で管理することになりました。すごく垢抜けたいい馬だとも仰っていました。
横手礼一氏 母ムーンライトダンス
全兄のムーンリットレイクは、2年掛かりで7戦5勝(公開ドラフト時点)というすごい馬です。脚元が弱い血統で、産地馬体検査で見たときも、やはり脚捌きに堅いところがありました。天栄の調教環境は、軽い負担で強い負荷を掛けられるので、そこに賭けたいと思います。
入厩していない馬も指名します(笑)
井内利彰氏 母オイスターチケット
さっき言ったことを訂正します。入厩していない馬も指名します(笑)。とは言っても、この馬は入厩予定が決まっています。安田厩舎で、カレンチャンやロードカナロアと同じ方が担当します。彼は、非常に技術が高いので楽しみにしています。
グラサン師匠 母ポイントフラッグ
ゴールドシップと一緒やし! としか言いようがない(笑)。(井内氏「須貝調教師から名前が出なかったなぁ」)(美野氏「気性的に煩い面があって、時間が掛かるかも」)…全然一緒ちゃうやん!
ケシハタ 母マジックストーム
ノーザンファーム空港牧場での撮影のときに、立ち姿がビシッと決まり、頭が良さそう。跳びが大きくで、スケールの大きな走りをすると、大木厩舎長からお墨付きをいただきました。事務局の岡本さん曰く「空港牧場のディープインパクト四天王」のうちの一頭だそうです。
【ドラフト4位】
美野真一氏 母ジェダイト
ノーザンファーム早来の林厩舎長は、コディーノをイメージして調教を付けているようでした。それだけ期待されているようです。私としては、似ているかと言われれば似ていないと思いますが、走る馬であることは変わらないと思います。
栗山求氏 母ペンカナプリンセス
ダノンジェラート、ロジプリンセスの全弟です。元々配合はバッチリで、姉と違って、馬体も大きく出ています。いまいち突き抜けなかった上二頭以上の活躍を期待しています。
吉田竜作氏 母グレースランド
また今年もすいません(笑)。松田博調教師が、早めに手元に置きたいということで、まもなく入厩します。栗山さんが先ほど言っていた、ディープインパクトとマンハッタンカフェの逆パターンなのも心強いですね。ドリームパスポートより馬体が薄くて、先生の好みだと思います。
横手礼一氏 母ライラプス
産地馬体検査2日目の牝馬組で、もう入厩舎済みです。大柄ですが窮屈なところがなく、仕上がりも早いということで指名しました。松田国英調教師の「クラシックに行かなければいけない馬」という井内さんの取材(「競馬王のPOG本」)を読んで、テンションが上がっています。
井内利彰氏 母Eightyfivebroadst
エイシンの馬を預かっている調教師の間でも話題になっていて、血統的背景を重視して購入された馬です。坂路を上がって、ゲートに入る姿を見ましたが、フットワークが雄大でした。ダート1200mでデビューと言われていますが、芝でも活躍できると思うので、これから西園調教師を説得したいと思います。ダートデビューだったら…説得に失敗したと思ってください(笑)。
グラサン師匠 母オリジナルスピンII
追分のスタッフが、この馬の話をするときだけ明らかに興奮していました。1位指名と同じ国枝厩舎の牝馬なんで、どちらかは何かやらかしてくれるはずやと思います。
ケシハタ 母パーソナルレジェンド
(「競馬王のPOG本」で取材した)太田オーナーがすごく楽しみにしている馬です。入厩したらしいとの噂を聞いて、オーナーに電話したら「よく分からない。来週見に行くから電話して」と…。でも、函館の芝でデビューじゃないかとおっしゃっていました。
【ドラフト5位】
美野真一氏 母シーズオールエルティッシュ
牝馬を一頭入れておこうかと思って指名しました。社台オーナーズクラブの馬で、とある人にアドバイスを求められたときに、この馬を勧めました。だから責任指名ですね。
栗山求氏 母ブラックエンブレム
初仔なので少し小さいのが不安材料ですが、Vaguely Nobleが入っていて配合はいいです。母父ウォーエンブレムの成績が振るわないのが心配ですが、母系のよさを信じてみたいです。
今年こそはダービーまで期待したい
吉田竜作氏 母Ice Mint
西園厩舎にいるタイプの馬ではないんですが、厩務員の方もそろそろうちも大きいところ(クラシック)を狙っていいんじゃないかと言っていました。昨年は、似たタイプのエーシンマックスが期待ほどは走っていませんが、今年こそはダービーまで期待したいと思います。
横手礼一氏 母スモークンフローリック
千葉サラブレッドセール組の社台育成馬です。血統、馬体共によく、「これを売るぞ!」という気迫を感じました。時計も上がり最速で、牝馬では5100万円の最高価格。乗った船橋の石崎駿騎手が南関東に入ったらクラシックを獲ると言っていました。ただ、気性がうるさそうなのは不安材料です。
井内利彰氏 母コスモフォーチュン
宮厩舎は、若手の厩務員が増えて、最近クラシックにも顔を出すようになってきたので、一頭指名したいなと。ラストインパクトの下が入っているんですが、確実さを優先してこちらにしました。早めにデビューすると聞いています。
グラサン師匠 母ウインドインハーヘア
これまでの指名の手応えから、この馬で補強をしたということで(笑)。情報については逆に聞きたいですね。(美野氏の「ネオユニヴァース産駒は牡牝問わず、480kg以上あれば走るけど?」の問いに会場から「460キロ!」という声があがり)…アカン、補強になってないやん!(編註:実際には取材時点で489キロ)
ケシハタ 母マンデラ
競馬王のPOG本の表紙の毛の馬です。某イベントでは、まだ成長途上で危険な馬として紹介されていました(笑)。とにかく中尾事務局長が「これだ」と。急激に成長していて、まだ伸びしろがあるとのことなので、時間は掛かるかもしれませんが、それでも指名する価値があると思います。
【ドラフト6位】
美野真一氏 母シェンク
ディープインパクト産駒を選ぶなんて、求められている役割と違うような気もしますが……(笑)。マルカシェンクに近いマイラータイプで、スピードは間違いありません。成長曲線も似ているので、同じくらい走ってくれれば。
栗山求氏 母スタイルリスティック
配合構成がよくて、母のきょうだいにNathanielがいる欧州のクラシック血統です。ものすごく気性が激しい、という話を耳にしたので、自爆しなければ。
吉田竜作氏 母River's Prayer
血統を見る限りでは、ダート馬だとは思いますが、早い時期にデビューできそうなので、芝でも稼いでくれそうです。
横手礼一氏 母ホットプレイ
おなじみの母で、産地馬体検査では毎年見ています。去年と同様、何も問題のない馬なので、これで走らなかったらへこみます。
井内利彰氏 母ソブストーリー
入厩済みですね。前田オーナーの馬なので、アーネストリーやキズナの厩務員が担当するかと思いきや、牡馬を得意としているインティライミの厩務員が担当することになりました。この馬自体はまだ薄いところがあるので、これから幅が出てきそうです。
グラサン師匠 母ファレノプシス
前田オーナーの馬なので、友人の古川吉騎手が乗ってくれるのを期待して指名します。
ケシハタ 母ドナブリーニ
ノーザンファーム空港牧場の馬で、高見厩舎長は「非常によい走りをしている」と仰っていました。岡本さんもゼンノロブロイ産駒のイチオシで、ジェンティルドンナより一回り大きいよと。
【ドラフト7位】
美野真一氏 母マルカサファイヤ
セールなどのオンラインカタログ用の動画撮影をしているのですが、その中から、母メモラブルグリーンと悩んでこちらを選びました。去年の撮影にいたヒラボクディープと同じで、引き手が疲れてしまうようなパワーがあります。
この馬は外れなしの配合です
栗山求氏 母ソニンク
ロジユニヴァースと4分3同血になります。MachiavellianやBustedが入った外れなしの配合です。先ほど、この父の仔は480kg以上ないと走らないと聞きましたが、この馬はどれくらいか気になっているところです。(取材時は461キロ)
吉田竜作氏 母ジョープシケ
今年はいろいろと大変だった中竹厩舎ですが、「拾う神」がこの馬かなと。この母の仔はみんな大きく出るんですが、今年は適度で、ジョーカプチーノのような素軽さがあります。
横手礼一氏 母アンブロワーズ
これも産地馬体検査組です。ジャングルポケット産駒は、父の独特な体形(背ったれ)が伝わることが多いのですが、この馬は背中の良さそうな、きれいな馬体をしています。あとは気性だけが問題でしょうか。
井内利彰氏 母ツィンクルブライド
この馬は、今週、調教で53.5秒を出して、デビューも決まっています。これまできょうだいが橋口厩舎に入っていたので、「今年はなぜ?」と勘ぐる方もいらっしゃるかもしれませんが、それは気にしなくて良いと思います。
グラサン師匠 母ニキーヤ
井内さんとも話していたのですが、上のリグヴェーダは雪の影響がなければダービーに駒を進めていたと思います。まさか、この順位で取れるとは。追分Fリリーバレーでは、走ってもらわなければ困るという評価でした。
ケシハタ 母アドマイヤキラメキ
これもNF早来の馬なんですが、中尾事務局長に隠し球を聞いたときに、最初はこの馬を出すつもりだったそうです。でも、合同撮影に出ていたので、別の馬をとリクエストしました。サイズが大きくて、トーセンホマレボシにそっくりだけれど、ホマレボシより扱いやすいと、林厩舎長も期待を寄せています。
【ドラフト8位】
美野真一氏 母メジロルルド
私は、全部のセリを見ているのですが、自分がもし購入するとしたらこれを買いたいと思いました。祖母はメジロドーベルで、前脚の関節が柔らかくて伸びがあるので、個人的にすごく好きですね。
栗山求氏 母マンハッタンセレブ
全兄のサトノグロリアスは、新馬戦でミッドサマーフェアに勝った後、故障してしまいましたが、無事だったらと思わせる馬でした。この馬は牝馬ですが、この配合は走りまくっているパターンなので期待しています。
吉田竜作氏 母テイエムオーシャン
このきょうだいは、腰が甘くて、線が細い馬が多いのですが、この馬は父の血が良いほうに出て幅があるとオーナーから直接聞いています。岩元調教師は、1歳から2歳にかけて馬が変わってきたとおっしゃっていました。これからさらに身が入ってくればいい馬になる、と言っておけと(笑)。
横手礼一氏 母Nonsuch Bay
産地馬体検査浦河組の金子オーナーの馬です。池江厩舎は在厩制限の関係で検査を受けられない事が多いのですが、この馬は受けていました。父はA.P.Indy産駒なのでダート向きかと思いきや芝の重賞を勝っています。馬体もダート馬には見えないので、間違って朝日杯FSを勝ってくれないかなと。
井内利彰氏 母テンザンストーム
母ツィンクルブライドと同じ日に追い切りをしていました。ウインバリアシオンの下(母スーパーバレリーナ)と一緒に追い切っていたのですが、明らかにこちらのほうが動きが良かったです。仕上がりも良いですし、函館2歳Sを期待しています。
グラサン師匠 母ジョシュズマデリン
これも追分Fリリーバレーの馬です。一番ディープらしい馬で、芝向きだとおっしゃっていました。関西入厩予定と聞いています。
ケシハタ 母シンディ
東京サラブレッドクラブの馬です。競馬王ブログでは、毎日クラブの馬のこぼれ話を紹介しています。クラブに取材にいき、佐伯さんと対談をしているところで、社台Fからこの馬はモノが違うかもしれないと電話があったそうです。
【ドラフト9位】
飯塚オーナーとたまたまお会いしたので(笑)
美野真一氏 母ダンスインザムード
千葉のトレーニングセールで(所有する)飯塚オーナーとたまたまお会いしたので(笑)。順調だから楽しみだという話でした。
栗山求氏 母フォーシンズ
全姉のディオジェーヌは馬体が小さくて大成しませんでしたが、この馬は480キロあるということです。馬体さえ良ければ配合自体はよいので期待できると思います。気性は少し勝ったところがあるようですね。
吉田竜作氏 母ファーストバイオリン
ヴィクトリアマイルで藤岡調教師が東京に行ったときに、吉田照哉さんとすれ違った際「藤岡君のところにすごくいい馬がいたなぁ」と仰っていたのがこの馬だそうです。ネオユニヴァース産駒らしく、雄大で、気性がうるさい面がありますが、素材は一流なので、うまく仕上げてくれれば。
横手礼一氏 母テンザンローズ
領家厩舎で、ゼロスなど三文字馬名で有名な杉澤オーナーの馬です。スクリーンヒーロー産駒は見た目は野暮ったいですが、サンデーサイレンスが出てシャープです。この馬は、サンデーサイレンスとグラスワンダー、リアルシャダイを持っているので、セイウンワンダーっぽいところがあるなと。札幌2歳Sを目指すそうです。
井内利彰氏 母シルヴァースカヤ
よくこんな順位まで残っていましたね。今、入厩している馬の中では、黒鹿毛ということもあって、まぁ、目立ちますよ。時計は69秒くらいで、それほど速いところをやっているわけではないんですが、存在感があります。上のヴィルジニアは父Galileoであれだけ走るなら、父が替わってもっと走るだろうと。
グラサン師匠 母ベユーズラッシー
馬名「スヴァラッシー」です。遅生まれですが、やっとディープインパクトらしさが出てきたようで、競馬を使うころには、二皮剥けてるんちゃうかと。矢作厩舎の馬を一頭持っておきたかったので指名しました。
ケシハタ 母ブローオブサンダー
もう一頭、牝馬でいきます。斉藤誠厩舎ですね。鉄板競馬で取材させてもらった穴王子ことデイリースポーツの豊島さんイチオシです。昨日のG誌のイベントによると入厩済みらしいです。ノーザン早来でも見せてもらっているんですが、乗り味は抜群だと岡厩舎長が仰っていました。
【ドラフト10位】
美野真一氏 母ニシノアズール
きょうだいは、父がアラムシャー、セイウンスカイ、メイショウボーラー、サニングデールなど(あまり実績のない種牡馬)がつけられていましたが、それでもそこそこ走っています。マンハッタンカフェをつけられて、やっぱりいい馬が出ましたね。
栗山求氏 母レディオブヴェニス
アクションスターの半妹で、配合がいいです。まだ、全然仕上がっていないですが、年末くらいにはデビューできるんじゃないかと思います。
吉田竜作氏 母ヤマニンファビュル
即戦力でこの馬にします。かなり早期から入厩して乗り込まれていて、今日ゲート試験はぶっち切って受かるよと乗り役が言っていました。無事に受かったようで、このまま順調ならモノが違うという話です。
横手礼一氏 母ツルマルローズ
ダイワメジャー産駒が一頭も出ていないので指名します。祖母はメモリーズオブロニーで、ツルマル血統です。5月生まれなのに、もうぐいぐい動いているので、ツルマルジャパンよろしくダリア賞候補で。
井内利彰氏 母シェルズレイ
上のオーキッドレイはけっこういい馬なんですが、上手く仕上がりきらなかった印象があります。函館に入れるという話はどうなるか分かりませんが、楽しみな馬だと思います。
グラサン師匠 母スエヒロジョウオー
これは木原厩舎枠です。厩舎の調教助手で仲のいい武英君に電話して聞いたら、「まだ来てへんから分からへん」と(笑)。
ケシハタ 母ミステリー
ブライアンズタイムが亡くなったことを受けて、林厩舎長と中尾事務局長で相談して、ヴィクトリー産駒のこの馬を紹介してくれました。林厩舎長自身、ヴィクトリーに乗っていたそうですが、走りが似ていて、スピードと闘争心があると。ただ、デビューはゆっくりめになりそうです。
競馬王のPOG本2013-2014
●『競馬王のPOG本2013-2014』5月2日発売!! ブエナビスタ・ローズキングダム・レーヴディソールと3年連続で2歳チャンピオンの座を射止めた『競馬王の表紙の“毛”』。今年も熟考を重ねて決定しました。あの“大器”の妹です。ノーザンF・中尾事務局長が「なんじゃ、こりゃ」と、その成長ぶりに舌を巻く同馬の正体は!? また、「馬体の見方が分からない」という声に応え、綴じ込み付録「馬体メジャー」を導入。シートを馬体写真に重ねるだけで、その種牡馬の“走る形”“POGで稼ぐ形”かが一目瞭然となるスグレモノです。
大好評の「栗山ノート」では、栗山求氏が新種牡馬2頭を含む、15種牡馬125頭の“最強配合”を大公開。恒例の馬主インタビューでは、ウイニングチケット、エイジアンウインズ、ローマンレジェンドの太田美實オーナーに、グリーンチャンネルパドックキャスター・矢作麗さんがお話を聞きました。グラサン師匠の鉄板競馬POG特別編は、昨年に引き続き追分ファームリリーバレー。第二のリグヴェーダ師匠を見つけるべく、現地に赴き、圧巻の施設と充実の2歳馬について直撃取材を敢行しました。
山野浩一の新種牡馬診断・横手礼一の「産地馬体検査メモ」、昨年ロゴタイプの推奨に成功した美野真一による「穴馬一本釣り」、吉田竜作、井内利彰らによる調教師インタビュー、棟広良隆の矢作師&マイケルオーナーインタビューなどなど今年も盛りだくさんの内容で、どのPOG本よりも多い圧巻の288ページでお送りします。競馬王POG2013-2014の応募ハガキも付いています!