先週8月25日のWIN5対象レースは単勝1番人気馬が1勝、単勝4番人気馬が3勝、単勝5番人気馬が1勝という結果で、配当は92万6150円でした。単勝3番人気以内の馬が1勝以下に終わったのは12回目。しかし、配当が100万円を切ったのは初めてで、1000万円を切る配当に終わったのも3回目です。的中された方のうち、手広く買っていた方や頑張って上位人気馬を消していた方には少々物足りない配当だったかもしれません。
なお、単勝支持率通りに票数が減っていったと仮定した場合の配当理論値は約140万円。実際の配当は理論値の2/3程度に止まったわけで、こうした観点からも案外伸び悩んだ印象を受けます。もっとも、専門紙の評価や連勝式での支持率と比較して「単勝は意外とつくんだな」と思った馬が何頭かいましたし、単勝オッズから受ける印象ほど難しく感じなかった方もいるはず。額面だけ見れば100万円近くなのですから、少点数で仕留めた方には十分な配当でしょう。私としても思うところが多く、なかなか興味深い結果でした。
夏季競馬最終日となる明日9月1日のWIN5は総出走頭数が73頭、総組み合わせ数が65万5200通り(前日16時現在)。今夏は極端に堅い決着や大きな波乱があまりなく、明日も出走頭数を見る限りでは手頃な配当になる可能性が高そうです。どんな結果が出るにせよ、できれば的中させて気持ち良く秋を迎えたいものですね。(伊吹雅也)
【井内利彰のWIN5見解】
■今週の1点勝負レース