レース間隔が「中1週、中2週はキツい」ということに気付いたのだが…
1600mになって以降の新潟2歳S、傾向としては「逃げて馬券に絡んだ経歴のある馬は勝ち切れない」「1800mからの距離短縮は不利」などがあるが、今回はレース間隔に注目してみたい。
最初は単純にレース間隔別成績を見ていて「中1週、中2週はキツい」ということに気付いたのだが、落ち着いて考えてみると、前走オープン特別組と前走新馬・未勝利組は分けて考える必要がある。
そこで、1600mになって以降の12回について、前走新馬・未勝利組のレース間隔別成績を見てみると次のようになる。
レース間隔 着度数 勝率 複勝率 単回収率 複回収率
中1週 0- 1- 0-13/14 0.0% 7.1% 0 62
2週 0- 1- 0-24/25 0.0% 4.0% 0 5
3週 1- 2- 2-24/29 3.4% 17.2% 13 83
4週 1- 2- 0-27/30 3.3% 10.0% 11 55
5週 2- 3- 3-10/18 11.1% 44.4% 49 172
6週 2- 0- 1-10/13 15.4% 23.1% 303 102
7週 1- 0- 1- 5/ 7 14.3% 28.6% 35 50
8週 0- 0- 0- 4/ 4 0.0% 0.0% 0 0
9週以上 1- 1- 1- 8/11 9.1% 27.3% 56 107
レース間隔が開けば開くほど……とまではいかないが、詰まっていないほうが良いことは確かだろう。ただ、開きすぎると仕上がり維持のリスクも出てくるわけで、結局は双方のバランスだろう。
新潟2歳Sは堅めの重賞でどんなデータでも回収率は控えめに出るのだが、その中にあって複回収率も伸びた中5〜6週(勝率・複勝率も良い)、回収率は伴っていないが勝率・複勝率の高い中7週、このあたりがスイートスポットと考えてよいだろう。ちなみに今年の登録馬中、該当馬は4頭である。