馬場をしっかりと把握してそれに合う馬を
昨年の京都記念にはジェンティルドンナが出走。ダントツの1番人気を背負いましたが、直線では全く伸びず6着と惨敗。この敗因は仕上げの甘さでした。この馬本来の筋肉の張りがなく、全体的に緩い状態でした。ここに出走してくる一流馬は目標が先なので、メイチの仕上げで出走してくる馬は少ないでしょう。今年は昨春の天皇賞以来で骨折明けとなるキズナ、ジャパンC以来のレースとなるハープスターという一流馬が出走してきますが、これらの仕上げはどうでしょうか。馬体の造りと共に仕上がりについて診断していきたいと思います。
・キズナ(父ディープインパクト、母父Storm Cat)
骨折明けとなりますが、きっちりと仕上がっています。皮膚を薄く見せていて、筋肉の張りも良いです。ディープインパクト産駒としてはパワーに寄っている方なので、馬場が渋っても大丈夫。雨の影響が残りやすい今の時期はこの馬にとっては歓迎でしょう。1番人気又は2番人気が予想されますが、期待を裏切らない結果を出すことができそうです。
・ハープスター(父ディープインパクト、母父ファルブラヴ)
この時期は冬毛が目立つ馬ですが