『太論』特別企画、食レポの第三弾!
食レポ第三弾は、「車」さんでしか食べられない貴重な「地頭鶏地鶏ミックス炭火焼」と、こだわりの「肝煮」に舌鼓。トークでは、川須騎手と高倉騎手が、レース中の小牧騎手の様子を赤裸々に語るほか、小牧騎手が先輩として若手ふたりにアドバイスも!
(取材・文/不破由妃子)
今週の一品は「地頭鶏地鶏のミックス炭火焼(\1300・税抜)」
【小牧騎手イチオシのお店】
宮崎地鶏炭火焼「車」蛍池店
住所:大阪府豊中市蛍池中町4-4-11 エアーセンタービル1階
電話:06-6843-8785
営業:17:00〜25:00(LO.24:30)
ゲートを出たところで叫ぶのは小牧さんだけです!
【今回の食レポは、地頭鶏地鶏ミックス炭火焼(\1300・税抜)です!】
店長の田中さん 地頭鶏地鶏のミックス炭火焼です。もも肉と胸肉の食感がお楽しみいただけます。塩味が付いているのでこのままでも十分おいしいですが、お好みでにんにく醤油や柚子胡椒などお使いください。こちらウチが独自で育てている鶏で、地鶏頭地鶏と呼べるのはこの鶏だけなんですよ。
小牧 熱々のまま食べられるのがいいよね。(一口食べて)熱ッ! 炭の独特の香りが…。モモやから、さっきの炭火焼きより柔らかいね。
高倉 おいしい…。
川須 ビールが進みますね!
小牧 ん〜、ウマイ!
【続いて登場したのは、「車」さんこだわりの肝煮(\500・税抜)です】
店長の田中さん こちら、こだわりの肝煮でございます。普通の肝とは食感が違うと思いますので。たぶんビックリしますよ。
小牧 これはあんまり食べたことないなぁ。これは精力つくよ。今週はすごいわ(笑)。うわっ、おいしい! むっちゃトロトロ。パサパサしてないんやね。フォアグラみたい! 初めて食べたわ。
高倉 今週、ヤバイですね。
小牧 ヤバイ! 勝ってまうわ(笑)。
高倉 もっとパサパサしているのかと思ったら…おいしい! これめっちゃウマイ! 僕、一番好きかも。
──今回は、レース中や調整ルームでの小牧さんについて、おふたりの目撃談をぜひ。
川須 レース当日も、朝早くから減量して競馬に臨んでらっしゃいますよね。
小牧 うん。ストイックやからね。みんなとも喋らへんで。
川須 それはない(笑)。
──先日、武豊TVで娘さんが暴露していましたが、レース中、小牧さんは「シュッシュシュッシュ」と声を出しているとか…。その掛け声(?)は小牧さんならではなんですか?
小牧 みんな言ってるよー! ひとりが「シュッシュシュッシュ」言い出したら、隣も言い出して…っていう感じだよね。
川須 うん、そうですね。
高倉 決して小牧さんだけではないです。リズムが取りやすいですしね。
川須 まぁ、たしかに小牧さんは、声を出している頻度が高いですけど(笑)。
──そのときの擬音は、みなさん決まって「シュ」なんですか?
川須 4コーナーなどでは、「ワーワー」って叫んでる人もいますよね。あと外国人ジョッキーは口笛を吹いてたりとか。
小牧 だいたいアカンときに直線で「シュッシュシュッシュ」言うてしまうんやね。考えてみたら、勝つときはなにも言うてないかも。
高倉 そうかもしれませんね。あ、でも小牧さん、少し前ですけど、シャイニーホークで勝ったときに、ゴール前で叫んでいたような…。
川須 あ、覚えてる! 藤岡康太さん(2着サンレイレーザー)と何か言い合ってましたよね。「はいーッ!」とか。
高倉 そういえば、ツルマルレオンで北九州記念を勝ったときも、僕を抜かしていくときに「キター!」って叫んでましたよね(笑)。
小牧 ああ、あれはあんまりにもいい脚だったからや。
高倉 こいつ(川須)はね、僕を抜かしていくときに、わざと「うりゃー!」とか「うぎゃー!」とか言うんですよ。ホント、性格悪い!
川須 そこは同期だから、高倉を見つけるとついついね。「どうだーッ!」って感じで叫びたくなるんだよ。
高倉 いつか俺と先輩を間違っちゃえばいいのに! そういえば小牧さん、ゲートでもよく叫んでますよね。「出たー!」とか(笑)。
川須 ゲートを出たところで叫ぶのは小牧さんくらいかも。「あ〜!」のときは出遅れたとき、「出たー!」のときは好スタートを切ったとき(笑)。
川須「「あ〜!」のときは出遅れたとき、「出たー!」のときは好スタートを切ったとき(笑)」
小牧 わざと言うてるんやで。「よし、出たッ!」って叫んだら、ガックリするやつもおるやろ? 要するに心理戦や!
川須 そうなんですね! 僕も真似しようかな…。
小牧 嘘やで(笑)。
──では、川須くん、高倉くんは、小牧さんにとってどんな後輩ですか?
小牧 高倉はよう喋るやつや。よう喋るで、こいつは(笑)。
──大勢のインタビューのときは、高倉くんが一番口数が少ないような…。
高倉 そういうときは地蔵ですね(笑)。小牧さん、いつもこういう場で「こいつはよう喋るで」って言うんですよ。でも、そういうときに限って喋らない。僕、人見知りなので。
小牧 誰がや!?
高倉 僕です。
小牧 嘘やん(笑)。
高倉 ホントですって! でも、(自分のことを)人見知りだと思うからそうなってしまうわけで、最近はもう人見知りだと思わないようにしてます。
小牧 川須は…調子いいヤツやな(笑)。誰にでも合わせられるタイプや。
──愛されキャラですよね。
川須 いや〜、紙一重ですね(苦笑)。
──せっかくですから、先輩としてお二人に何かアドバイスはありますか?
小牧 二人ともいいんちゃう? 川須は最近、絶対いいと思うわ。暴れんようになったやん。絶対に今のほうがいい。一時期、あばれ太鼓かなんか知らんけど、馬の上で太鼓叩いとったから(笑)。
川須 温泉に行ったときにその話をしたんですよね。それで吹っ切れたところもありました。普段の小牧さんはこんな感じなので(笑)、なかなかマジメな話はしないんですけど、あのときはちょっとだけ(僕に)伝えたいことがあったのかなって。「こういうふうに乗ったほうがいいと俺は思うよ」って。それで僕も、「ああ、普通でいいんや」って思えて。
小牧 酔っ払ったら本音が出んねんて。正直になんでも言えるようになる。普段、言えんこともね。高倉の場合は、なんていうのかなぁ、堅すぎる気がする。でもそれが性格やもんね。テキトーさやいい加減さもときには必要やで。高倉はとにかくマジメや。
高倉 ……マジメです。
小牧 ときには“どうでもいい”って思うのも、大事かもしれんよ。俺もマジメやから。あれ? けっこう俺もマジメよ(笑)。
──承知しております(笑)。高倉くんは、レース前に考えすぎてしまうほうですか?
高倉 以前に比べれば、いい意味で考えなくなりましたね。新聞もそれほどガッツリは見なくなりましたし。とにかく決めつけて乗るのはやめようと思って。
小牧 そのほうがいいって。高倉はセンスがあんねんから、あとはもっと心身を鍛えていかなアカンな。体もちょっと華奢やし。
高倉 はい、ありがとうございます。小牧さん、普段は何か聞いても教えてくれませんもんね〜。
小牧 そりゃそうや。なんなら嘘を教えるで(笑)。
【次回の太論は!?】
いよいよ食レポも最終回。小牧さんが一番食べさせたかったという「鶏水炊き鍋」が登場します! トークは「掛かる馬の対処法」といったマジメな話から始まり、最後はユーザーからのバラエティに富んだ質問にぶっちゃけトークを展開します!