京都記念の二の舞も十分考えられる
伝統の中山記念。昨年の皐月賞1着、日本ダービー2着のイスラボニータ、そして昨年のオークス1着、秋華賞2着のヌーヴォレコルトが始動します。昨年のクラシック戦線では、牡馬はレベルが低く、牝馬はレベルが高いと言われてきましたが、そのトップクラスの2頭がG2のここで対決します。
確かにこの2頭は能力上位の存在ですが、当然ながら先を見据えた始動戦。キズナ、ハープスターの2強が共倒れした京都記念の二の舞も十分考えられるでしょう。京都記念は先行勢が手薄だったこともあり、例年以上の超絶スローで前が残る形。キズナはポジションに泣き、ハープスターは次走を意識したのか(?)、本来、末脚を生かす追い込み馬にもかかわらず、ポジションを取りに行ったために末脚が不発しました。
中山記念は中山の開幕週で行われるレースでありながら、超絶スローになることは、まず、ありません。中山記念が行われる中山芝1800mは、スタートしてからの約200m(1コーナーくらいまで)が坂のため、前半のペースが上がらず、良馬場ならばクラスにあまり関係なく前半3F36秒台が定番。下級条件ではそのままほぼペースが上がらずの流れで、前を残らせてしまうことが非常によくあり、下級条件ならば前中心で馬券を組み立てれば儲かるでしょう。
しかし