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距離が延びて本格化のストゥディウム中心/京浜盃

  • 2015年03月17日(火) 18時00分


◆馬混みを怖がらない強さには古馬の風格さえある

 昨年の京浜盃勝ち馬ハッピースプリントは羽田盃・東京ダービーの2冠を獲得し、ジャパンダートダービーでもハナ差の2着と強さを見せた。今年はハイセイコー記念を完勝したストゥディウムを中心に、2着馬のオウマタイムを有力視したが、2戦無敗で挑戦するカールトンガーデンも侮れず、展開次第ではヴェスヴィオ・クラバズーカー・コンドルダンスにもチャンスはある。

 ◎ストゥディウムは平和賞・ハイセイコー記念を連覇したように、距離が延びて本格化。馬混みを怖がらない強さには、古馬の風格さえある。

 〇オウマタイムの前走、中央に挑戦してのヒヤシンスS10着は度外視。大井コースで1着・2着1回と連対を外していない先行力を評価したい。

 ▲カールトンガーデンは新馬→特別と連勝の大物で、タイムを4秒近く短縮した強さは重賞でも十分に通用するはず。

 ×ヴェスヴィオのハイセイコー記念3着は立派なもので、今回も吉原が内枠を生かしたレースをすれば好勝負になる。

 注クラバズーカーは門別で1700m〜1800mの経験があり、北海道2歳優駿では3着。雲取賞で2着に追い込んだ決め手は軽視できない。

 △コンドルダンスは稽古の動きが良く、距離が延びて怖い存在といえる。

◎07ストゥディウム
〇13オウマタイム
▲09カールトンガーデン
×03ヴェスヴィオ
注05クラバズーカー
△14コンドルダンス

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競馬評論家・作家(日本推理作家協会会員)。競馬記者から麻雀プロに転向して第6期最高位のタイトルを獲得。著作に「ダービーを盗んだ男」「天才騎手」などがある。

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