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▲見栄えのする大型馬キタサンミサイル(父ヴィクトワールピサ)
最有望はヴィクトワールピサ!ワークフォースは大型・パワー型が狙い
新種牡馬の産駒ばかり10頭のチョイス、最初は種牡馬を全部別々にして選ぼうかと思ったのだが、ちょっと厳しかった……。そこで取材中触れる機会の多かったヴィクトワールピサとワークフォースを3、2頭取り、あとは1頭ずつ×5とした。
ヴィクトワールピサは、今年の2歳新種牡馬では最有望。面白いのは牧場でみな「ネオほど(気性が)悪くない」と言う点。みんなどれだけネオにてこずってきたんだと。それが本当なら牝馬も走るということになりそうだが、まあその辺りはやってみないと分からない。
グローサーザールはサウンズオブアースから父が替わり、まさに気性面での前進があれば期待できる。兄ももう少し折り合いが良ければ菊花賞で一段前に構えられた→最後勝ち負けになったかもしれない馬。本馬は520キロ台の堂々とした馬体の本格派だ。
キタサンミサイルも産地馬体検査静内のページで触れたように見栄えのする大型馬。半兄キタサンエピソード(父フジキセキ・3勝)以来となるSS系との配合が良い方向に出たと期待する。
シャリオドールは戸田師の期待が高いという1頭。1歳時とくらべてかなり馬体も大きくなったようだ。母がマイラーということで、スピード能力にも期待できる。
ワークフォースは輸入種牡馬として今年のエースなはずなのだが、あまり話題になっていない。個人的には線が細く柔らか味のある産駒が多いという印象だが、ともすると非力ということになってしまうので、どれだけパワーを補完していけるかではないだろうか。
ミリタリークラウンは540キロ台の大型馬で非力どころかパワー十分。早いタイプではなく秋デビューだが、橋口厩舎ラスト世代なのでそこから2月まで数を使ってくれるのではと期待する。
クィーンズベストはセール当時少し気になっていた馬。赤本の大久保ドラゴン頁では触れられていなかったが、既に入厩してゲートも受かっている。
ドリームジャーニーは個人的に期待している新種牡馬。産駒は小さい馬ばかりではない。その典型がアルカサルで、500キロをゆうに超える。産地馬体検査時の印象では歩きも素軽く、大型馬でも仕上がりは早そう。
ナカヤマフェスタ産駒では、息子の代になってもメジロマックイーンとの相性の良さが出てくれることを期待してバーニングマンを挙げた。シャープキックはステイゴールド本人との間ではなぜか産駒が走っていないが……。それでも血統的な手がかりがあるとすればこの辺りだろう。
ダノンシャンティ産駒からはアンテレクテュエル。半兄半姉は順調さを欠いたり肢勢が悪かったりしたが、この馬は500キロ前後の堂々たる馬体。時間はある程度かかりそうだが、体質が弱いということはない。
ベーカバドは日本で結果が出ていないCape Crossの後継なので、個人的には少々心配。ここは身内ネタでカレンコマンドールを挙げておく。母カレンママはなんだかんだで産駒が勝ち上がるので、そこに期待。本馬は既に吉澤Sウエストに移動している。
カジノドライヴはセールでの評価が上がらなかったが、ここまでの雰囲気を見ても芝をこなすタイプが出てくる雰囲気はない。地方のダートで活躍馬は出そうだが。そんな中、「カジノドライヴ産駒なのに軟らかいんですよ」と村本浩平が力説するのがモンサンアルナイル。好調の小国スティーブル育成、さらに札幌デビューとなるとPOG的にはこれだろう。
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