「底力」が必要になるマイルG1
2013年はスプリント王ロードカナロア、2014年はドバイDFで圧倒的な強さを見せたジャスタウェイと、近年の安田記念は既定のマイル路線を歩んできた馬ではなく、他路線で無類の強さを発揮している馬がマイルGIも制してしまうという傾向が強いような気がします。これは安田記念に限ったことではなく、秋のマイルGI、マイルCSを制したトーセンラー(2013年)なんかも該当します。
今年の安田記念において、他路線から出走した馬はいないといってよいでしょう。昨年の安田記念に出走した馬も7頭登録しているくらいですから、ほぼマイルの既存勢力が出走してきたといっていい感じ。「底知れぬ」という意味では、3連勝中のモーリスの存在がレースを盛り上げてくれそうですが、今年1月に1000万下を勝ったばかりの馬が1番人気になる安田記念って、いかがなものでしょう。
そう思って、昨秋のマイルCSを振り返ってみると