◆今週も先週のように外差しもしっかり決まる馬場なら新潟芝の傾向は引き継ぎそう
先週の小倉記念は本命のアズマシャトルが1着。対抗のベルーフが2着。クランモンタナはトニービンの血を持つ馬というだけの理由で相手に選んだのですが、4着に突っ込んできたのには改めて驚きました(笑)。来年以降もトニービンの血には注目です。
なお、アズマシャトルは重賞で連対したのは今回が2回目。前回連対したラジオNIKKEI杯2歳Sも前走は条件戦で敗退。弱い相手に取りこぼし、相手強化で能力を発揮する馬。ラジオNIKKEI杯2歳Sでも勝ち馬に次ぐ対抗にしたように、相手強化の流れが得意な馬は、血統の傾向が顕著に出るので非常に面白いですね。
また、アズマシャトルの父ゼンノロブロイは、トニービン同様、今の小倉芝にフィットする種牡馬。今週もゼンノロブロイ産駒は買いです。
さて、今開催の新潟芝(1400以上)も、特定の種牡馬にバイアス(偏り)が出ています。今開催の新潟芝(1400以上)で産駒が3頭以上馬券になっているのは、ステイゴールド、ダイワメジャー、マンハッタンカフェ、シンボリクリスエス、ディープインパクト、メイショウサムソン、キングカメハメハ。上記の種牡馬の産駒が3着以内馬のおよそ50%を占めます。上記種牡馬の出走馬比率はおよそ25%(1レースあたりの平均出走頭数は4頭)で出走比率を大幅に上回る成績。
上記種牡馬の産駒いずれかが勝利したのは22レース中15レース。単勝回収率191%。22レースすべてでいずれかの種牡馬の産駒が3着以内に。ワイドボックスは11レース的中で回収率189%。
ようするにスタミナ型の上位種牡馬に向いた馬場。今週も先週のように外差しもしっかり決まる馬場なら傾向は引き継ぎそうです。
参考までに、関屋記念の登録馬ではアルバタックス、エキストラエンド、ゴールドベル、サトノキングリー、サトノギャラントが該当。強いて絞るなら、アルバタックス、ゴールドベル。父親では該当しないようですが、レッドアリオンは、去年の勝ち馬クラレントと同じお母さん。