先週は歴史的な人気サイド決着!今週は波乱を期待できる?
前回11月1日のWIN5は、5レースすべてで単勝1番人気が優勝を果たすという史上初めての決着になりました。WIN5が導入される直前の2011年4月1日に発売した拙著『WIN5(五重勝)ほど儲かる馬券はない!!少点数で驚愕配当をモノにする絶対的セオリー(競馬王新書)』(白夜書房)では、単勝1番人気馬が5勝する回の出現確率を「およそ12年に1度」と推測しています。単勝1番人気馬の平均的な勝率は今後もそれほど変わらないでしょうから、次に同様の決着が発生するのは2020年代や2030年代となりそうですね。
ちなみに、前回11月1日のWIN5は通算245回目で、配当は1万260円でした。つまり「5レースとも単勝1番人気馬」という目の回収率は現在のところ約42%。これも前出の単行本で予見していましたけど、やはり上位人気馬ばかりの組み合わせは出現確率のわりにオッズ(配当)が低過ぎます。買い目を作る中で自然と入ってしまうのは仕方ないと思いますが、今後もできるだけ避けるように心掛けるべきでしょう。
明日11月8日のWIN5は総出走頭数が78頭、総組み合わせ数が86万1696通り(土曜16時現在)。5レース中4レースが16頭立て以上の多頭数ですし、高額配当決着となる確率はそれなりに高そうです。
◆アルゼンチン共和国杯は思い切って伏兵を狙う!
1レース目は3歳以上1600万下の銀嶺S(東京10R)。実績上位のアンズチャンらが注目を集めるのではないかと思います。
2レース目は3歳以上オープン、ハンデキャップ競走の京洛S(京都10R)。比較の難しいメンバー構成で、支持は割れるでしょう。
3レース目は3歳以上1600万下のみちのくS(福島11R)。実績上位のアットウィルや3歳勢が上位人気グループを形成しそうです。
4レース目は3歳以上GII、ハンデキャップ競走のアルゼンチン共和国杯(東京11R)。土曜16時の時点ではゴールドアクターの支持が抜けており、プロモントーリオ、レーヴミストラルが続いていました。
5レース目は3歳以上GIIIのみやこS(京都11R)。こちらは土曜16時の時点だとダノンリバティが人気の中心で、クリノスターオー、モンドクラッセが続いています。
[伊吹式WIN5ランキング 2015年11月08日版]
1位 京都11R 11.ダノンリバティ
2位 東京10R 15.アンナミルト
3位 京都10R 11.シゲルカガ
4位 福島11R 7.マルヨバクシン
5位 東京11R 6.レコンダイト
【以上すべての馬を買うと1点買い】
6位 東京11R 13.ロンギングダンサー
7位 東京11R 10.ヒラボクディープ
8位 福島11R 8.アドマイヤナイト
9位 福島11R 9.ゴールドペガサス
10位 京都10R 14.アースソニック
【以上すべての馬を買うと18点買い】
11位 東京10R 1.アンズチャン
12位 京都11R 3.モンドクラッセ
13位 東京11R 18.レーヴミストラル
14位 福島11R 5.サザナミ
【以上すべての馬を買うと128点買い】
15位 京都10R 15.ネロ
16位 京都10R 6.ウイングザムーン
17位 東京10R 12.グラスエトワール
18位 京都11R 9.クリノスターオー
19位 東京11R 15.ゴールドアクター
20位 福島11R 10.アットウィル
21位 福島11R 1.ブルーストーン
【以上すべての馬を買うと1080点買い】
22位 京都10R 3.レッドオーヴァル
23位 東京10R 7.ビリオネア
24位 東京10R 4.サノイチ
25位 京都11R 1.ローマンレジェンド
26位 京都11R 10.ソロル
【以上すべての馬を買うと3750点買い】
波乱を期待できそうなのは4レース目のアルゼンチン共和国杯(東京11R)。2010年以降は同年5月以降、かつJRA、かつ芝2500m以下の重賞かオープン特別において6着以内となった経験のない馬が[0-0-1-47]と勝ち切れていません。同年4月以前や芝2600m以上、そして条件クラスのレースにしか目立った実績がない馬は評価を下げたいところです。また、前走の上がり3ハロンタイム順位が5位以下だった馬も[0-1-1-53]と優勝例なし。これならヒラボクディープ、レコンダイト、ロンギングダンサーあたりを重視すべきでしょう。
今回は1〜4レース目で上位人気に推されそうな馬があまり信頼できない印象なので、5レース目のみやこS(京都11R)を絞りたいところ。2010年以降は前走の4コーナーを4番手以下で通過した馬が[0-2-2-42]、5歳以上の馬が[1-2-3-43]とそれぞれ苦戦していますから、戸崎圭太騎手とダノンリバティのコンビは素直に信頼していいと思います。