東出ヒロ いや〜編集さん、お花見行った?
netkeiba編集部(以下:編) それが締切に次ぐ締切に追われ、今年は行けてないんです……。
夏目行人 事前にしっかりスケジュールを立てていればそんなことにはならないだろうに。まっ、キミらしいといえばキミらしいがね。
東出 そういう夏目さんは?
夏目 ムッ、わ、わたしはアパートの窓から見える桜で毎日お花見をしているようなものだからな……そういう浮ついたイベントは必要ないんだよ。
東出 またまた格好つけちゃって〜単に友達がいないだけでしょう?
夏目 そ、そんなことはないっ。わたしは群れるのが嫌いなだけだっ。
東出 あら〜結局、認めちゃってるし。
編 ということで、先週の結果を報告いたしましょう。対象レースは大阪杯でしたね。おふたりには2頭ずつ挙げていただきましたが、結果は夏目さんのアンビシャスが1着、そしてショウナンパンドラが3着となりました。東出さんのイスラボニータとレッドレイヴンは馬券にならず、残念な結果でしたね。投票は148対92で、夏目さんの勝利! まぁ順当な結果ですね。久々に投票数が伸びたのは、狙い馬を絞って勝負がわかりやすくなったからでしょうかね〜。と、いうことで、今週はお互いに1頭ずつの勝負でお願いします!
夏目・東出 ナヌーッ。
「荒れる桜花賞」はもう古い!?
編 第23回の答弁テーマは、今年のクラシック第一弾・桜花賞です。さきほどお伝えしたように、今回はおふたり1頭ずつの推奨馬でお願いいたします。より読者の参考になるという観点から、もちろんメジャーエンブレムはあげないでくださいね。では夏目さんから、お願いします。
夏目 かつては「乱桜」などといわれ、荒れるG1の代名詞的な時代もありましたが、2007年に阪神競馬場が改修されて以降、1番人気が[3-2-0-4]で連対率56%、2番人気で[2-3-0-4]とこちらも連対率56%。馬連配当が1000円を割ったケースも4回あり、どちらかといえば実力馬がそのまま力を出しやすいレースになったといえるでしょう。
そういった意味で、わたしが最も実力を評価するのがシンハライトです。チューリップ賞は1分32秒8の快時計で勝利。翌日の古馬1600万下を2秒4も上回るタイムは、メジャーエンブレムが東京競馬場で出した1分32秒5よりも高い価値を感じます。
チューリップ賞組は[7-3-5-21]の連対率28%、キャリア3戦は[1-2-1-10]の連対率21%と堅調、桜花賞の後半3ハロンの平均は35秒0、スローペースの切れ味勝負になりやすい舞台で、前走33秒0で上がったシンハライトの末脚は大きな武器になります。この馬こそ、メジャーエンブレム打倒を最も期待できる存在といえるでしょう。
東出 いや〜前走のタイムはジュエラーとの競り合いになったのも大きいと思うけれどね〜。それに前走で走りすぎた馬は消耗も激しいからね。メジャーエンブレムもそうだけれど、3歳春の牝馬に1分32秒台は、どう考えても酷でしょう。オレは一銭も買うつもりはないねっ。
夏目 ……それは心強いことだが、それほど言うキミの自信の本命をうかがいたいものだな。
編 夏目さん、ありがとうございました。では東出さん、答弁をお願いします!
東出 さっき夏目さんは馬連配当のデータを説明したけれど、実は自分に都合の良いところだけを話しているんだよね。07年からの9年間で、馬連の平均配当はなんと、なんとですよ、2万3664円! さらに09年には19万6630円なんてビッグな配当が飛び出している。これはもう堅いレースなんかじゃなくて、爆上げレースでしょう!
夏目 相変わらず、品のない言葉のセンスだな。
東出 品で馬券が当たるなら良いんですけれどねーだっ。ということで、オレはもちろん穴を狙いすましていくよっ。それは関東馬の