スピードの生かせる条件こそベスト
短距離の差しタイプが多い組み合わせ。行きたい6歳牝馬
サンレーン(父オアシスドリーム)に、待望の1600万条件突破のチャンスが訪れた。
ここまでダートの1400m以下は【3-4-4-8】。1800mのダートでも勝っているくらいだから、典型的なスプリンターというわけではないが、スピードの生かせる条件こそベスト。ダート1400mには1分23秒2(良)、ダート1200mには、1分09秒9(重)の時計がある。
前回の中京ダート1400mではテンから伏兵に競り込まれ、「34秒2-46秒0-58秒1…」の厳しい流れになり、振り切って先頭に立ちかけた1200m通過は「1分10秒3」だった。中京ダートであの展開は苦しいが、大きく失速したわけではなく、勝ち馬と0秒3差の1分23秒7(良)なら上々だろう。展開不利とみられて6番人気の評価だった。
同型の元オープン馬
ウィッシュハピネス(父ゴールドアリュール)はいるものの、同馬のここまでの最高前半3ハロンは重のダートで34秒2止まり。再三、33秒台のダッシュ記録があるサンレーンは、強気に出るなら単騎でハナを切れる可能性が高い。2-3番手からでもレースはできるが、新潟1200mなら3〜4コーナーのカーブがきついから、先手を主張した方が断然有利である。
父オアシスドリームは、グリーンデザート→ダンチヒ→ノーザンダンサーとさかのぼる父系。幅を広げつつ、まだまだ大きく発展しているダンチヒ系の中では、シーザスターズ、ベーカバドなどを送ってはっきり中〜長距離型に変わりつつある同じグリーンデザート分枝のケープクロスと異なり、もともとの主流ともいえるスピード系である。サンレーンの場合はその母方にスタミナ色が濃いので、スピード能力を受け継いではいるが、苦しくなっても簡単には止まらないと思える。
かかりつつ追い切りで快時計を出した
ゴーインググレート、戸崎騎手の乗る元オープンランクの
モルジアナ本線。今週の動きが光った
ガッサンプレイがぜひ押さえたい穴馬。