ついにわかった!
何がついにわかったのか?
自分にはリスクマネジメントが不足していることがついにわかったのだった。
本日(8日発売)の競馬王の特集は「絶対に負けたくない競馬」だ。
netkeiba.comのニュースでの紹介(※PC・スマートフォンよりご覧ください)にもあるように「無謀な勝負を封じ、リスクを回避しながらハマった時に大きく稼ぐ」とある。
そこには負けないための年間スケジュールや新馬戦で負けない方法や亀谷クンらの危険な1人気の見つけ方や複勝コロガシや馬券裁判男の絶対にやってはいけないことなどが盛り込まれ、「守りながら攻めるリスクマネジメント」の重要さを教えてくれていて、自分は身につまされながら粛々と読んだ。
っていうか、イタタタタだ。
先週、重賞で絶対に負けたくないならば、ルメールとMデムーロをナイガシロにしてはいけない、二人がいっしょに騎乗している重賞は特注に値するとこのコラムで書いた。自分に言い聞かせるように書いた。実際、先週の安田記念でもMデムーロが3着したから、今年はこれで22回いっしょに走って、18回どちらかが馬券になったことになる。確率は.818!
しかし、あろうことか自分は安田記念の締切直前に3連複の2列目にルメールだけを塗り、Mデムーロをナイガシロにしてしまったのだった。ロゴタイプのデジャブ(とビューティーオンリーの東京対応力)を重視していたのにも関わらずにだ。
で、ついにわかったのだった(冒頭に戻る)。
よ〜し、今週こそは二人をナイガシロにしないぞ! 絶対に負けない重賞だ!
ってルメールがいない!
アメリカだ!
ベルモントステークスだ。
去年ラニが6人気で3着したレースだ。
アメリカ三冠の最後のレースだ。
でも情報はそのくらいで、正直チンプンカンプンだ。
有識者の話では、このレースは荒れるから何から買ってもいいそうだ。実際、過去10年で1人気が1回しか勝っていないし、馬券圏外も6回ある。5人気以下の馬が7勝もしている。レーティングは無視していいそうだ。
こうなると気になるのはエピカリスの現地での人気だ。日本では当然1人気だろうけど、過去のデータは現地でのものだから、そちらが気になる。現地ではどうなんだろう? 1人気になることはないと思うけど、ケンタッキーダービー馬もプリークネスS馬もいないとなると、少々心配だ。去年のラニは6人気だった。エピカリスも5人気以下だと嬉しい感じだ。
ちなみにベルモント競馬場の今年のリーディングジョッキーは、
1位Jオルティス(タップリット騎乗)
2位Iオルティス(ルッキンアットリー騎乗)
で、
リーディングトレーナーは、
1位Cブラウン厩舎(ツイステッドトム出走)
2位プレッチャー厩舎(タップリット・パッチ出走)
のようだ。
ベルモント2位で、全米賞金ランク1位常連のプレッチャー厩舎のタップリットにベルモント1位で、全米賞金ランク3位のJオルティスが騎乗するということだ。タップリットはレーティングも高くない(7位)から人気がないなら買いたくなる(レーティング111。エピカリスは113。1位はクラシックエンパイアの119)。
netkeiba.comの予想ではタップリットは7人気だ。現地でもこれくらいの人気だといいな(現地、現地って書いてるけど、現地の人気をどうやってチェックしたらいいのかはわからない。たは!)。
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ビッシュは人魚かクラーケンか?
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マーメイドSは1人気の人魚、もしくはトップハンデの人魚を見て、危うそうだったら、それを喰らうクラーケン(ダイオウイカ)を探すと決めている。
今年の1人気は予想ではトーセンビクトリー。
そしてトップハンデは56キロで、同じくトーセンビクトリー。
過去10年で、
1人気は2-1-1-6
トップハンデは1-1-2-10
1人気がダメなわけではない。トップハンデも馬券にならないわけではない。
でも、1人気でトップハンデだと心配指数は上がる。
1人気でトップハンデ0-0-0-3
1人気でのトップハンデはよろしくないことがわかる。
ならばトワイライトゾーン(マーメイドSで7人気以下の馬が好走するオッズゾーン)にいるクラーケンを探す。
7人気1着 マルセリーナ 12.4
7人気2着 ヒルノマテーラ 13.3
7人気2着 クリスマスキャロル 14.9
8人気1着 シャトーブランシュ 15.6
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9人気1着 ソリッドプラチナム 19.5
10人気3着 パワースポット 20.8
9人気1着 コスモプラチナ 22.1
10人気3着 メルヴェイユドール 28.5
10人気2着 アグネスワルツ 28.8
11人気3着 オリエントチャーム 35.8
14人気2着 セラフィックロンプ 37.9
10人気2着 ピースオブラヴ 40.1
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13人気3着 アースシンボル 72.2
13人気2着 コスモバルバラ 76.6
12人気1着 トーホウシャイン 116.3
7、8人気で好走する馬は単10倍台が多い。
9、10人気で好走する馬は単20倍台が多い。
今年もそのあたりをチェックして、釣り上げればいいはず。
とはいえ、今年はマーメイドSにビッシュが出る。
ビッシュは予想4人気。
人魚の目安は1〜3人気、クラーケンの目安は7人気以下と決めているので、現状、ビッシュはどちらにも属さない。けれど、なんだかとても気になる。
今年のマーメイドSが最大でも12頭立てというのがビッシュに目を向ける理由か。
この馬については、秋華賞のときにここで、こんなことを書いて心配した。
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ビッシュはデビュー以来、常に外を回るような競馬をしている。
デビュー戦は内を突いているけれど、直線で大きく広がった馬群があっての内突きだった。
2戦目は1枠だったけど、すぐに外に出して(少頭数だったからできた?)、外を回って勝った。
フローラSはフルゲートの2枠だったから最後方に下げたのではないか?
Mデムーロに乗り替ったオークスは中団につけたけれど、やっぱり外に馬を置かないように走っていたように見える。
もしかしたら周囲を馬に囲まれるのが嫌なのかもしれない。
ビッシュは、まだ何か気性的な問題を抱えているような気がする。1枠2枠は普通はいい枠だけど、もしかしたらビッシュは外枠からポジションを取りにいった方がいい馬なのかもしれない。
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秋華賞では、5枠10番に入って、1人気で10着に負けた。
その後も含めて、整理するとこうなる。
新馬 東京芝18 6枠11番 5人気1着 横山典 16頭立て 直線大きく広がった馬群の中での内突き。
2戦目 中山芝18 1枠1番 2人気1着 横山典 9頭立て 1枠だけどスタートしてすぐに外に出して、外から差した。
3戦目 東京芝20 フローラS 2枠3番 1人気5着 横山典 18頭立て 内枠だからか最後方に下げて、大外を回って、差して5着。
4戦目 東京芝24 オークス 7枠14番 5人気3着 Mデムーロ 18頭立て 外枠から中団。外に馬を置かないように走っていたように見えた。外から被せられないようにするためか、少し早めに仕掛けたようにも見える。それゆえの3着か。
5戦目 中山芝20 紫苑S 8枠18番 1人気1着 戸崎 18頭立て 外枠から後方につけて(両サイドに馬はいなかった)、向こう正面で外から前に進出し、マクり気味に直線に向いて、1着。外、外を回る豪快な勝ち方ゆえに秋華賞で1人気になったか。
6戦目 京都芝20 秋華賞 5枠10番 1人気10着 戸崎 18頭立て 中枠からスタートし、後方。紫苑Sと違ったのは2角を回るまで両サイドに馬がいて、囲まれていた点。向こう正面で外に出して、紫苑Sと同じように外から進出するも、直線で伸びずに10着。
7戦目 東京芝24 JC 1枠2番 11人気16着 幸 18頭立て 中団やや後方 両サイドに終始馬がいて、直線でも伸びず16着。
8戦目 中山芝18 中山牝馬 2枠3番 3人気10着 戸崎 16頭立て 中団の中。両サイドに終始馬がいて直線でも伸びずに10着。外に出す機会を窺いながらも出せなかったようにも見えた。
うむ、やっぱりビッシュは馬に囲まれて追走するのが嫌いな馬に思えてならない。多少、距離損をしても外を回った方が力を発揮できるのかもしれない。
G1では、その距離損は致命傷になるかもしれないけれど、G3のレースならば、押し切れるのではないか。
ここ3戦はフルゲートの内枠、中枠で不運だった。そろそろ外枠に入れるのではないか。仮に内枠だとしても、今回は最大で12頭立てだから、早めに外に出すチャンスもあるかもしれない。
というわけで、ビッシュがマーメイドなのかダイオウイカなのかわからないけれど、今年はビッシュに注目してみたくてしょうがない。
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マーメイドS注目馬
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ビッシュ
外枠に入ったらいいな。
たとえ内枠でも最大12頭立てなら、ベストポジショニストの福永騎手が外のいいポジションを取ってくれるのではないか。
できれば、このまま4人気にいて欲しいな。
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エプソムC注目馬
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ヒストリカル
2度あることは3度あるか。3度目の正直か?
音無厩舎+近藤英子オーナーはダービー1人気3着、安田記念5人気15着と現在2週連続で東京で残念な結果に。
先週は、「池江厩舎+川田騎手+里見オーナー」がダービー10着のうっぷんを晴らすかのようにサトノアラジンで1着した。
音無厩舎だって!
だから3度目の正直に期待してみたい。