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【50歳バースデー企画(1)】秘密裏での企画進行!“チーム小牧”が全力でお祝い

  • 2017年09月19日(火) 18時00分
小牧太

小牧騎手と親しい方たちと水面下で連絡を取り合い、サプライズパーティーを敢行!


9月7日に記念すべき50歳の誕生日を迎えた小牧騎手。そこでnetkeibaでは、小牧騎手と親しい方たちと水面下で連絡を取り合い、9月某日、サプライズパーティーを敢行! しかも、それぞれに小牧騎手への想いを手紙にしたためてきてもらいました。はたして、場所は違えど、毎月恒例の取材のつもりで現れた小牧騎手、その反応やいかに!?(取材・文/不破由妃子 ※撮影協力:和彩温(南草津))

■待ち構える一同に小牧騎手の反応は!?
【参加メンバー】
鮫島良太騎手、川須栄彦騎手、高倉稜騎手、『競馬ニホン』荒木敏宏さん(エージェント)、『スポーツニッポン』菱田誠さん(長年の友人であり、小牧騎手のコラム『金言! 珍言!』の担当記者』)、『加圧トレーニングスタジオ WAY』淨閑延浩さん(トレーナー)、長男・加矢太さん、長女・ひかりさん、以上8名。

小牧さんには、あと10年、20年乗り続けてほしい


小牧 今日はみんなどうしたん? 昨日も一緒にいたのに(川須騎手、高倉騎手、トレーナーの淨閑さんは、取材前日も小牧騎手と一緒にバーベキューをしていたそうです!)、何も言わんかったやん。

──そりゃそうですよ。サプライズパーティーですから。

小牧 そうか(苦笑)。店に入ったとき、一番最初に荒木さんが目に入って、「あれ? 荒木さん、何でいるん?」と思って。今日、何度も電話で話したのに(笑)。まさかこんなことになっているとは…。ビックリしたわ。

──さらに、サプライズ企画として、今日はみなさんにお手紙を書いてきていただいております。

小牧 えっ!? そんなん泣くやん!

高倉 では、僕からいきます!

『お誕生日おめでとうございます!! 
小牧さんには日頃から公私共々お世話になりっぱなしで感謝の言葉しかありません。
ありがとうございます。僕の父親が小牧さんと同世代で不思議な感じがしますが、上からではなく、いつも同じ目線でお話して頂いているからか、全く年の差を感じないです。

飾らない小牧さんの人柄に惹かれ、ファンになっていく人も多いと思いますし、僕もその一人です。と言いましても、競馬にいけばライバルですので、少しでも小牧さんに追いつけるよう、そして誰からも愛される騎手になれるよう頑張りたいです。

これからも変わらない「小牧太」でターフを沸かしてくれる事を願います。

高倉稜』


小牧太

『飾らない小牧さんの人柄に惹かれている一人です』と高倉稜騎手


荒木 いきなり上手やな。高倉、新聞社で働けるで。

川須 オマエー! 次は俺なんだから、ハードルを上げるなよ〜(苦笑)。

『小牧さん、38歳のお誕生日おめでとうございます(笑)。

小牧さんにはデビューした頃からお世話になっていて、今では家族ぐるみでのお付き合いをして頂き、本当に感謝しています。小牧さんの頑張っている姿を見て、自分ももっと頑張ろうとパワーをもらっています。

これからも、小牧さんらしく頑張ってください!

川須栄彦』


小牧太

『自分ももっと頑張ろうと(小牧騎手から)パワーをもらっています』と語る川須栄彦騎手


小牧 ふたりともありがとう。

川須 ボランティアに行ったとき、ずっと現地の人に38歳だと思われていたとお聞きしたので(笑)。

小牧 そうそう、ホンマの話やで(笑)。実際の年齢を言ったらビックリされたわ。

──いくらなんでも、38歳は無理があるかと…(苦笑)。では、続いて鮫島騎手、お願いします!

『小牧さん、50歳のお誕生日おめでとうございます。

小牧さんにはいつもお世話になっていて、良くしてもらっているので、感謝の気持ちで一杯です。誰にでも優しくて、あまり怒ったところを見たことがない小牧さんですが、実はかなりストイックなことを知っています。そういうところを尊敬していますし、見習っていきたいと思っています。

また今度、おいしいお店やおすすめの風呂とかあったら連れて行ってください。
いつもありがとうございます。

鮫島良太』


小牧太

手紙を書いている最中に小牧さんが到着してしまい、大慌てで書き上げてくれた鮫島良太騎手


──良太騎手は『太論』初登場ですが、お付き合いは相当に長いんですよね。

小牧 うん。僕が20代の頃に、初めて兵庫以外の競馬場で重賞を勝ったのが、良太のじいちゃんの厩舎のネーハイスピードっていう馬でね。当時、厩舎に行くと、子供がちょろちょろしとったんやけど、それが良太やったんやな。地方時代には、親父さん(鮫島克也騎手)ともよう一緒に乗ってたしね。

良太 正直、子供の頃に、小牧さんにお会いした記憶はあんまりなくて(苦笑)。でも、デビューしてからは、本当に親しくさせていただいています。

小牧 良太の親父もまだ乗ってるもんな(鮫島克也騎手は、小牧さんより4歳年上です)。この前も小倉で会ったけど、いつも「(良太を)頼むな」って言われるよ。

良太 小牧さんは大先輩ですが、僕にとっては本当に何でも話せる存在。実際、困ったことがあったら、何でも相談してますよね。だから、小牧さんにはあと10年、いや、20年は乗っていてほしいです。

小牧 20年は無理やろ! 70歳やで(苦笑)。あと10年かぁ…、ギリギリいけるかどうかやなぁ。

川須 赤いちゃんちゃんこ着て乗ってくださいよ!

小牧 アホか(笑)。60歳かぁ…、現実的に無理やろ。中央は芝のスピード競馬やから、追う力というより、バランスが重要やん。今まで先輩たちにいろいろ話を聞いてきたけど、そのバランスが取れんようになると、重心が後ろに行ってしまって引っ掛かるようになるねんて。どうしても下半身が衰えてくるんやね。今はまだまだ全然大丈夫やけど、そうなったら終わりやなと思ってる。自分でわかるはずだからね。

淨閑 あとでまた話しますが、小牧さんならあと10年、全然いけると思いますよ。

高倉 小牧さんは、本当に変わらないですからね。今のままの小牧さんであり続けてほしい。

川須 僕が思うのも、“小牧さんらしく”に尽きます。今のまま、小牧さんが思った通りに頑張っていってほしいです。

小牧 ありがとう。俺もね、この3人にはもっともっと頑張ってほしいと思ってる。難しい時代なのは重々わかっているけど、もっともっと上に行ってもらいたい。ジョッキーとしてね、自分以外の誰かに勝たれるのは一番嫌なことで、人が勝って喜ぶなんて、少し前まではなかった感情やねん。でも今は、この3人が勝つと、喜んでる俺がいるねん。ホンマにこの年になってからやで。だから、良太、川須、高倉には、もっともっと勝ってもらいたい。ま、俺もまだまだ負けないけどね!
小牧太

良太、川須、高倉には、もっともっと勝ってもらいたい。ま、俺もまだまだ負けないけどね!

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1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。2024年には再度園田競馬へ復帰し、活躍中。史上初の挑戦を続ける。

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