◆京都大賞典も前走クラス上位の馬が強いレースであるが… 先日終了したオールカマーは成績が前走GI組>GII組>GIII組となっているレースで、今年もGI組がその強さを見せた。
今週の京都大賞典も前走クラス上位の馬が強いレースである。過去10年間のデータでは、複勝率がGI組42.1%に対しGII組26.1%、GIII組20.0%、オープン特別組14.3%となっている。複回収率でも順に166%、140%、33%、40%という具合だ。
ただ、前走GI組の回収率は2013年に11番人気で1着したヒットザターゲット(前走宝塚記念11着)がひとりで跳ね上げている面がある。この年(もう1頭馬券に絡んだ馬がいる)を除外すると複回収率は一気に70%まで低下してしまう。
そう考えると、GI組は「勝率・複勝率は高い、回収率は平凡→人気サイドの馬を重視」という、よくあるパターンとも言える。
一方でGII組は、過去10年馬券に絡んだ6頭の人気順が3、5、7、7、7、7番人気。このくらいならヒットザターゲットに比べて再現性がありそうにも思える。
今回、前走国内GI組は宝塚記念から来る3頭、GII組も3頭。前者から軸馬を選びつつ、後者から配当を伸ばすための対抗格、もしくは3番手あたりの馬を選ぶというのが私個人の予想プランだ。
ちなみに前走GIII組は、前走1〜4着だった馬が[4-0-1-4]に対し、5着以下だった馬は[0-0-0-16]。今回はスマートレイアーが前走で2着している以外はすべて7着以下。ちょっと気になる馬もいなくはないのだが、ここの辺りは割り切っていくべきだろうか。
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