桜花賞は1〜5番の馬が二十年以上も連に絡んでいない
先週4月1日の大阪杯(阪神11R)を制したのはM.デムーロ騎手とスワーヴリチャードのコンビ。鞍上のM.デムーロ騎手は阪神10Rの御堂筋Sも制しており、WIN5対象レース2連勝となりました。
前回までのWIN5対象レースにおける騎手別の勝利数を見ると、M.デムーロ騎手は80勝で単独トップ。2位タイの岩田康誠騎手、武豊騎手(各76勝)らを追い抜き、その差を広げつつあるところです。ちなみに、M.デムーロ騎手がJRA所属となった2015年の3月以降に限ると、首位のM.デムーロ騎手が71勝、2位のC.ルメール騎手が54勝、3位の戸崎圭太騎手が41勝となっています。WIN5においては頭ひとつ抜けた存在と言えるでしょう。
明日4月8日のWIN5は総出走頭数が77頭、総組み合わせ数が77万7600通り(土曜16時現在)。総組み合わせ数は今年初めての40万通り超えとなりました。年明け以降は少頭数のWIN5対象レースが多く、配当の方も未だに一千万円超えはなしという状況ですが、一気に難度が増した今回はWIN5らしい高額配当で決着するかもしれません。
◆春雷Sは勢いのある馬に注目した方が良さそう
1レース目は4歳以上1000万下、ハンデキャップ競走の隅田川特別(中山10R)。エメラルスターなどの4歳勢が上位人気グループを形成しそうです。
2レース目は4歳以上1600万下、ハンデキャップ競走の大阪-ハンブルクC(阪神10R)。重賞で善戦したばかりのエスティタートらが注目を集めるでしょう。
3レース目は4歳以上1000万下、ハンデキャップ競走の米沢特別(福島11R)。高齢馬が多いこともあり、上位人気勢の支持はやや割れるかもしれません。
4レース目は4歳以上オープン、ハンデキャップ競走の春雷S(中山11R)。実績上位のアクティブミノル、4歳のディバインコード、重賞で上位に食い込んだばかりのビップライブリーあたりが人気を集めると思います。
5レース目は3歳GIの桜花賞(阪神11R)。土曜16時の時点ではラッキーライラックが断然の1番人気となっており、アーモンドアイ、リリーノーブルが続いていました。
[伊吹式WIN5ランキング 2018年04月08日版]
1位 阪神10R 3.クリアザトラック
2位 中山10R 1.エメラルスター
3位 阪神11R 9.リリーノーブル
4位 福島11R 13.レッドウィズダム
5位 中山11R 12.ウインソワレ
【以上すべての馬を買うと1点買い】
6位 中山11R 5.スマートカルロス
7位 中山11R 15.レジーナフォルテ
8位 福島11R 14.ビスカリア
9位 阪神11R 1.ラッキーライラック
【以上すべての馬を買うと12点買い】
10位 中山10R 8.ベストリゾート
11位 阪神10R 6.レインボーフラッグ
12位 中山11R 10.アクティブミノル
13位 福島11R 9.ヒルノサルバドール
14位 阪神11R 13.アーモンドアイ
【以上すべての馬を買うと144点買い】
15位 中山10R 7.スカルバン
16位 阪神10R 7.エスティタート
17位 中山11R 4.ペイシャフェリシタ
18位 中山11R 3.ビップライブリー
19位 福島11R 1.ボーントゥレイン
20位 福島11R 5.コティニャック
21位 福島11R 15.カネノイロ
22位 阪神11R 4.アンコールプリュ
【以上すべての馬を買うと1296点買い】
23位 阪神11R 17.マウレア
24位 中山10R 5.ジャッキー
25位 阪神10R 14.ティソーナ
26位 阪神10R 2.クィーンズベスト
【以上すべての馬を買うと3600点買い】
5レース目の桜花賞(阪神11R)は中央場所、かつ中山を除くレースにおける実績がポイント。「“東京か京都か阪神、かつオープンクラス、かつ4コーナー通過順が5番手以下だったレース”において連対経験のない馬」は2013年以降[0-0-0-51]なので、大きく評価を下げたいところです。また「“JRA、かつ重賞を除くレース”において2着以下となった経験がある馬」も2013年以降[0-2-1-54]と優勝例なし。条件クラスやオープン特別のレースで敗れたことがある馬は過信禁物と見るべきでしょう。今年のメンバー構成なら、基本的には実績上位のラッキーライラックを重視した方が良さそう。ただ「馬番が1〜5番だった馬」は1997年まで遡っても[0-0-4-88]ですし、好枠を引いたリリーノーブルも侮れません。
4レース目の春雷S(中山11R)は“関西馬”の活躍が目立っているレース。「調教師の所属が美浦だった馬」は2012年以降[0-2-1-30]と人気を裏切りがちでした。なお、2016年までは実績馬が強いレースだったものの、ハンデキャップ競走となった2017年は「“同年、かつJRAのレース”において優勝経験のある馬」が1着、2着、3着、7着と健闘。もともとハンデキャップ競走はこうした傾向になりがちですし、今年も勢いのあるウインソワレ、スマートカルロス、“関東馬”である点以外は魅力的なレジーナフォルテあたりをマークしておくべきだと思います。