▲首都・ダブリンで行われていたDublin horse showへ
なかなか結果を出せていない自分に苛立ちも
netkeibaをご覧の皆さん、こんにちは。野中悠太郎です。
今回は先週騎乗したレースと、その翌日にアイルランドの首都ダブリンで行われていたDublin horse showについて書いていこうと思います。
先週騎乗したのはムルタ厩舎の2歳牝馬Yolo Againという馬で、場所は僕の住んでいるキルデアから車で1時間半くらいのところにあるTipperary競馬場でした。
このTipperaryには、アイルランドを本拠地として世界中で生産馬が活躍しているクールモアスタッドがあります。そして、アイルランドのチャンピオントレーナーでもあり、ヨーロッパを代表する調教師、エイダン・オブライエンが使用するバリードイル調教場があることでも有名なところです。
騎乗したレースは直線芝コースの5ハロンで、6頭立ての小頭数、ゲートは1番枠でした。Yolo Againには普段の調教でも騎乗していて、調教で自分が感じた馬の雰囲気や過去のレース映像からすると、牝馬の割に少しズブく、気性的にも難しいような印象で、今回もチークピーシーズを装着して出走しました。
▲少しズブく気性的にも難しい印象、今回もチークピーシーズを装着
調教師からの指示は、「スタートはいいのでハナを切ってラチ沿いを進み、道中は舌鼓などを使ってハミを抜かないように集中させながら、残り2ハロン地点で仕掛けてくれ」というものでした。
また、仕掛けてからも極力ムチは使わないようにという指示で、僕自身、“後ろから突かれるような形になって、馬が自分から走る気になってくるようにしたいな”と思っていたので、自信を持ってレースに挑みました。