エリザベス女王杯はGIやGIIを勝ち切っている馬が中心
前回11月4日のWIN5は589万5210円の好配当決着。単勝2番人気以内の馬がすべて敗れる波乱の展開となりました。もっとも、優勝馬5頭はいずれも「伊吹式WIN5ランキング」で名前を挙げていた馬。1〜24位の馬をすべて買えば的中していたはずです。
もちろん、そこまで買うと総点数は2160点、ランキング最下位の馬まで買ったら3600点なので、さすがに「丸乗り」で的中させた方はほとんどいないはず。ただ、結果的にオッズで言うと58952.1倍が当たったわけですから、見立て自体は悪くなかったと言えるでしょう。「伊吹式WIN5ランキング」で最上位評価としたJBCクラシック(京都11R)のケイティブレイブが単勝オッズ4.2倍(3番人気)にとどまるなど、この日の対象5レースは思いのほか人気が割れていた印象。JBCデイということもあり、普段とは勝手の違うWIN5に多くのプレイヤーが戸惑ったのかもしれません。
明日11月11日のWIN5は総出走頭数が71頭、総組み合わせ数が48万7424通り(土曜16時現在)。中盤以降の3〜5レース目はそれぞれ16頭立て以上ですが、2レース目の修学院S(京都10R)が8頭立ての少頭数となりました。1レース目の奥多摩S(東京10R)を含む序盤の構え方がひとつのポイントになりそうです。
福島記念は馬齢や多頭数の重賞における実績がポイント
1レース目は3歳以上1600万下の奥多摩S(東京10R)。実績上位のショウナンライズ、3連勝中のフレッチアあたりに注目が集まるでしょう。
2レース目は3歳以上1600万下の修学院S(京都10R)。3歳のランドネ、レッドヴェイロンらが上位人気グループを形成すると思います。
3レース目は3歳以上GIII、ハンデキャップ競走の福島記念(福島11R)。土曜16時の時点ではエアアンセム、スティッフェリオ、マイスタイルに支持が集まっていました。
4レース目は3歳以上オープン、ハンデキャップ競走のオーロC(東京11R)。比較の難しいメンバー構成ですが、休養明けのテトラドラクマ、ミスターメロディあたりに人気が集中するかもしれません。
5レース目は3歳以上GIのエリザベス女王杯(京都11R)。こちらは土曜16時の時点だとカンタービレ、ノームコア、モズカッチャン、リスグラシュー、レッドジェノヴァといった面々が1番人気を争っており、かなりの混戦模様です。
[伊吹式WIN5ランキング 2018年11月11日版]
1位 東京10R 1.ショウナンライズ
2位 京都10R 3.レッドヴェイロン
3位 東京11R 5.ミスターメロディ
4位 京都11R 7.モズカッチャン
5位 福島11R 6.マイスタイル
【以上すべての馬を買うと1点買い】
6位 福島11R 1.エアアンセム
7位 福島11R 2.スティッフェリオ
8位 京都10R 8.クリノヤマトノオー
9位 京都11R 8.カンタービレ
【以上すべての馬を買うと12点買い】
10位 京都11R 12.リスグラシュー
11位 東京11R 1.スターオブペルシャ
12位 東京11R 4.アイライン
13位 東京10R 14.フレッチア
【以上すべての馬を買うと108点買い】
14位 福島11R 12.マルターズアポジー
15位 京都11R 9.クロコスミア
16位 東京11R 6.テトラドラクマ
17位 京都10R 2.カリビアンゴールド
18位 東京10R 6.ニシノキントウン
19位 福島11R 3.キンショーユキヒメ
20位 京都11R 13.ノームコア
21位 京都11R 17.ミスパンテール
【以上すべての馬を買うと1080点買い】
22位 東京11R 9.ビップライブリー
23位 東京11R 12.エントリーチケット
24位 京都10R 7.ランドネ
25位 京都10R 1.プロフェット
26位 東京10R 5.ハナズレジェンド
【以上すべての馬を買うと3600点買い】
5レース目のエリザベス女王杯(京都11R)は若い馬や実績馬を素直に重視したい一戦。「馬齢が5歳以上だった馬」は2014年以降[0-0-1-31]、「“前年か同年、かつJRA、かつGIかGIIのレース”において優勝経験のない馬」は2014年以降[2-0-0-39]なので、過信禁物と見るべきでしょう。また「前走の条件が“JRA、かつ2200m以下、かつGIかGIIのレース”でなかった馬」も2014年以降[0-0-0-23]。今年のメンバー構成ならカンタービレ、モズカッチャン、リスグラシューあたりを中心視すべきだと思います。
3レース目の福島記念(福島11R)も基本的には若い馬が堅実で、3着以内となった高齢馬の大半は年明け以降に多頭数の重賞で好走したことがあった馬。「馬齢が5歳以上、かつ“同年、かつJRA、かつ出走頭数が15頭以上、かつ重賞のレース”において3着以内となった経験がない馬」は2013年以降[0-1-0-47]と苦戦していました。なお「馬番が1〜4番だった馬」は2013年以降[4-1-3-12]。内寄りの枠を引き当てた馬は、たとえ馬齢や実績に不安を抱えていても侮れません。好枠を活かせそうなエアアンセム、4歳のスティッフェリオ、マイスタイルあたりが有力候補です。