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アメリカに2週間滞在「一番驚いたのは、ジョッキールームのなかに…」

  • 2018年11月29日(木) 18時01分
挑戦者

▲お世話になったビル・モット調教師と



シガーやシアトリカル、ヨシダなど、多くの名馬を輩出


 こんにちは。坂井瑠星です。

 このコラムが出る頃は、僕は香港に向かう飛行機のなかです。前回のコラムはアメリカに向かう途中でしたが、アッという間に2週間の滞在が終了。今回はアメリカでの出来事を少し振り返りたいと思います。

 僕がアメリカに到着した日は強い雪が降っていて、気温はたしかマイナス2℃くらい。最高気温が30度近くあったオーストラリアから極寒の地に降り立ち、着いてすぐに少し体調を崩してしまったほどです。

 滞在中にはマイナス10℃まで下がった日もあり、その日はさすがに日本に帰りたいと思いました(笑)。

 今回、僕がアメリカでお世話になったのは、調教師として通算4600勝以上を挙げているビル・モット調教師。過去には第1回ドバイワールドカップの勝ち馬であるシガーや、ヒシアマゾンの父として有名なシアトリカルなどを管理し、現在は日本産馬として初めてアメリカのダートGIを勝ったヨシダなど、数多くの名馬を育ててきた名トレーナーです。

挑戦者

▲現在はヨシダなどを管理する、名門厩舎での貴重な経験


 ビルはマイナス10℃の日でも調教に出てきて、厩舎にいるすべての馬を毎日自ら触ってチェックしていました。過去にはパラダイスクリークでジャパンカップに参戦したこともあり、日本の競馬のこともよく知っていました。

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1997年5月31日、東京都生まれ。父・坂井英光は大井競馬所属の調教師、叔父も元騎手の坂井薫人という競馬一家。同期には荻野極、木幡巧也、藤田菜七子ら。2016年に栗東・矢作芳人厩舎でデビュー。2019年、ノーワンでフィリーズレビューを勝利し重賞初制覇。2020年には、ダノンファラオでジャパンダートダービーに勝利し交流GI初制覇を飾った。日本だけの騎乗でなくオーストラリア、ドバイなど多くの海外遠征にも挑戦している。

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