有馬記念当日の12月23日が的中なしとなり、約6億円がホープフルS当日の12月28日にキャリーオーバーされたことで、昨年末は久々にWIN5が脚光を浴びました。前回の投稿で「昨今の傾向を考えると、明日12月28日の売り上げは15億円前後にとどまる可能性が高そう」と書いてしまいましたが、実際の発売金額は過去最高の34億9934万2200円。有馬記念デイの「広告」効果は私の想像以上に大きかったようです。
ちなみに、この12月28日はキャリーオーバーに加えて「JRAスーパープレミアム」も実施されており、発売金額が29億9901万1000円までなら期待値は100%以上となる計算だったものの、実際の最終的な期待値は約97%どまり。伸びていく発売金額を複雑な気持ちで見守っていたのは私だけじゃないと思います。
明日1月6日のWIN5は総出走頭数が52頭、総組み合わせ数が11万2320通り(土曜16時現在)。このまま出走取消等がなかったとしても総組み合わせ数は史上3番目の少なさで、本日1月5日開催分(83万5584通り)の1/7弱に過ぎません。たまたま今日も堅く収まりましたが、明日は低額配当決着となる可能性がさらに高いと見るべきでしょう。
◆ポルックスSは前走好走馬が強いレース
1レース目は4歳以上1600万下の寿S(京都9R)。ケイティクレバーをはじめとする4歳勢が注目を集めそうです。
2レース目は3歳オープンのジュニアC(中山10R)。比較の難しいメンバー構成で、上位人気勢の支持はやや割れるかもしれません。
3レース目は4歳以上オープン、ハンデキャップ競走の万葉S(京都10R)。格の高いレースで善戦してきたアドマイヤエイカン、ユーキャンスマイルあたりに人気が集まるのではないかと思います。
4レース目は4歳以上オープンのポルックスS(中山11R)。先月の師走Sを制したテーオーエナジーに支持が集中するでしょう。
5レース目は3歳GIIIのシンザン記念(京都11R)。土曜16時の時点ではアントリューズの人気がやや抜けており、ヴァルディゼール、ドナウデルタ、ハッピーアワー、ミッキーブリランテあたりが続いていました。
[伊吹式WIN5ランキング 2019年01月06日版]
1位 中山11R 6.テーオーエナジー
2位 京都10R 7.アドマイヤエイカン
3位 京都9R 2.ケイティクレバー
4位 京都11R 3.ハッピーアワー
5位 中山10R 5.プライドランド
【以上すべての馬を買うと1点買い】
6位 中山10R 9.ウインレフィナード
7位 中山10R 10.ヴァッシュモン
8位 京都11R 6.ドナウデルタ
9位 京都11R 2.ヴァルディゼール
10位 京都9R 7.マイネルファンロン
【以上すべての馬を買うと18点買い】
11位 京都9R 1.アテンフェスタ
12位 京都10R 8.カフェブリッツ
13位 中山11R 3.アルクトス
【以上すべての馬を買うと108点買い】
14位 中山10R 3.エレナレジーナ
15位 京都11R 7.ニホンピロヘンソン
16位 京都9R 5.ケンホファヴァルト
17位 京都10R 4.グローブシアター
18位 中山11R 8.クルーガー
19位 中山10R 4.オトナノジジョウ
20位 中山10R 2.カルリーノ
21位 京都11R 5.アントリューズ
【以上すべての馬を買うと1080点買い】
22位 京都11R 1.マイネルフラップ
23位 京都9R 8.マイハートビート
24位 京都10R 2.ヴォージュ
25位 京都10R 6.ユーキャンスマイル
26位 中山11R 1.ホーリーブレイズ
【以上すべての馬を買うと3600点買い】
5レース目のシンザン記念(京都11R)は出走各馬が勝ち上がってきたコースに注目したい一戦。「“JRA、かつ芝、かつ右回り、かつ阪神芝1600〜1800mを除くコースのレース”において優勝経験のない馬」は2013年以降[1-1-0-34]と安定感を欠いています。ダートや左回りのコースはもちろん、阪神芝1600m外や阪神芝1800m外でしか勝ち切ったことがない馬も過信禁物です。
さらに「出走数が6戦以上だった馬」は2013年以降[0-0-0-13]、「前走の条件が“JRA、かつ重賞以外のレース”、かつ前走の距離が1600m以外の距離」だった馬も2013年以降[0-1-2-35]と優勝例なし。今年のメンバー構成なら、ヴァルディゼール、ドナウデルタ、ハッピーアワーあたりを重視すべきでしょう。
4レース目のポルックスS(中山11R)は前走の内容を素直に評価した方が良さそう。「前走の着順が3着以内だった馬」は2014年以降[2-3-3-10]と堅実ですし、「前走の着順が10着以下だった馬」は2014年以降[0-0-0-26]と上位争いに食い込めていません。
なお「前走との間隔が中10週以上だった馬」も2014年以降[0-0-1-17]と苦戦していました。注目はやはりテーオーエナジー。前走が好内容でしたし、今回はメンバー構成にも恵まれた印象です。