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AJCCは前走の4コーナー通過順に注目

  • 2019年01月19日(土) 20時00分
 的中なしとなった12月23日、キャリーオーバー効果で発売金額が史上最高の34億9934万2200円に達した12月28日、さらには2日連続で発売された1月5〜6日、1月13〜14日と、年末年始のWIN5はイレギュラー続きでした。今週からしばらくは日曜のみの発売に戻りますし、キャリーオーバー級の大波乱が起きる可能性もそう高くはないはず。「通常モード」のWIN5にじっくり取り組んでいきましょう。

 明日1月20日のWIN5は総出走頭数が58頭、総組み合わせ数が19万8198通り(土曜16時現在)。総組み合わせ数が20万通りを下回るのは、通算16回目です。史上最少の8万4240通りだった先々週1月6日ほどではありませんが、これだけ難度が低ければ少点数でもそれなりに楽しめそう。普段はあまりWIN5を買わないという方も、ぜひチャレンジしてみてください。

◆東海Sは前年の戦績を素直に評価したい

 1レース目は4歳以上1600万下の舞鶴S(京都10R)。休養明け2戦目のタイキフェルヴール、戦績に安定感のあるデザートスネークあたりに支持が集まると思います。

 2レース目は4歳以上1600万下のアレキサンドライトS(中山10R)。実績上位のアナザートゥルースが人気の中心でしょう。

 3レース目は4歳以上GIIの東海S(中京11R)。土曜16時の時点ではインティが断然の1番人気となっており、アンジュデジール、スマハマ、チュウワウィザードが続いていました。

 4レース目は4歳以上1600万下の石清水S(京都11R)。やや比較の難しいメンバー構成ではあるものの、ここ3戦連続で2着に好走しているアマルフィコーストに支持が集中するかもしれません。

 5レース目は4歳以上GIIのAJCC(中山11R)。こちらは土曜16時の時点だとフィエールマンの人気が頭ひとつ抜けており、ジェネラーレウーノが続く構図です。

[伊吹式WIN5ランキング 2019年01月20日版]

1位 中山10R 7.アナザートゥルース
2位 中山11R 1.ジェネラーレウーノ
3位 中京11R 7.アンジュデジール
4位 京都10R 5.デザートスネーク
5位 京都11R 14.ボンセルヴィーソ
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 京都11R 12.サプルマインド
7位 京都11R 10.テラノヴァ
8位 京都10R 2.タイキフェルヴール
9位 中京11R 4.インティ
【以上すべての馬を買うと12点買い】

10位 中山11R 4.フィエールマン
11位 中山10R 2.サイドチェンジ
12位 京都11R 13.ヤマカツグレース
13位 京都10R 1.クリノリトミシュル
14位 中京11R 3.チュウワウィザード
【以上すべての馬を買うと144点買い】

15位 中山11R 5.ダンビュライト
16位 中山10R 4.ニーマルサンデー
17位 京都11R 3.アマルフィコースト
18位 京都11R 6.レッドアンシェル
19位 京都10R 6.メイプルブラザー
20位 京都10R 8.シロニイ
21位 京都10R 7.メイショウテムズ
22位 中京11R 5.スマハマ
【以上すべての馬を買うと1296点買い】

23位 中山11R 6.ミライヘノツバサ
24位 中山11R 3.マイネルミラノ
25位 中山10R 1.クリノライメイ
26位 中山10R 9.ローレルリーベ
【以上すべての馬を買うと3600点買い】

 3レース目の東海S(中京11R)は前年の戦績がポイント。「“前年以降、かつ中央場所、かつ1600〜1900mのレース”において優勝経験のない馬」は2014年以降[0-1-1-32]と苦戦しています。なお「馬齢が5歳だった馬」は2014年以降[2-3-3-8]と安定していたものの、「馬齢が4歳・6歳以上、かつ前走の着順が2着以下、かつ前走の1位入線馬とのタイム差が1.0秒以上だった馬」は2014年以降[0-0-0-32]でした。さらに「前走との間隔が中2週以内だった馬」も2014年以降[0-0-1-23]と連対例なし。面白そうな馬は何頭かいますが、やはり5歳のアンジュデジールやインティを重視すべきでしょう。

 5レース目のAJCC(中山11R)は実績馬を重視したい一戦。「“前年以降、かつJRA、かつGI・GIIのレース”において4着以内となった経験のない馬」は2015年以降[0-2-2-33]と勝ち切れていません。また「前走の4コーナー通過順が6番手以下だった馬」は2015年以降[1-0-1-28]、「調教師の所属が栗東だった馬」は2015年以降[1-0-1-17]。前走で積極的な競馬をしていた“関東馬”を重視したいところです。注目はこれらの条件をすべてクリアしているジェネラーレウーノ。ただ、フィエールマンも18頭立てだった前走の4コーナーを6番手で通過していますから、無理に嫌うのは得策でないと思います。

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競馬評論家。JRAの公式ホームページ内「今週の注目レース」にて“データ分析”のコーナーを、TCK(東京シティ競馬)の公式ホームページ内「分析レポート」にて重賞競走のデータ分析を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラム、『週刊アサヒ芸能』、『競馬王』などさまざまなメディアを舞台に活動している。主な著作に『WIN5攻略全書 回収率150%超!“ミスターWIN5”のマインドセット』、『コース別 本当に儲かる騎手大全』シリーズ、『コース別 本当に儲かる血統大全』シリーズ、『ウルトラ回収率』シリーズ(いずれもガイドワークス)など。

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