▲もくもくとごはんを食べているスノードラゴン。今年はオーシャンSで始動
まっしろな馬体に黄色いシャドーロール。レースでは芝・ダートどちらもこなし、GI戦線でも活躍を見せ続けているスノードラゴン。最近、ファンの間では「師匠」と呼ばれていたりと、長きにわたり愛されています。そんなスノードラゴン師匠は今年で11歳。いまなお元気に走り続ける秘訣は? 2歳時から管理している高木厩舎にインタビューしました。
(※取材・文=佐々木祥恵)
高木登調教師
――スノードラゴンの明け11歳になっての初戦はオーシャンSですね?
高木 昨年夏のCBC賞でトモを痛めたのですが、それが尾を引いてしまって、前走のスプリンターズSも治療しながら出走させたのですが、あまり良くありませんでした。そこで思い切って立て直させてもらったこともあり、オーシャンSに向けては元気一杯です。
――11歳まで元気に走ってきましたね?
高木 これまで1度、長い休養もありましたし、あのクラスの馬になると出走するレースも自然と決まって来て回数もさほど走らないですからね。
――その分、馬も若いと言えるかもしれませんね。それでも年齢を重ねて気を遣う面もあるのではないですか?
高木 そうですね、年齢を重ねるごとにケアの仕方も違ってくるのですけど、その辺はフォローしながらやってきました。
▲2014年ジャニュアリーS(撮影:下野雄規)
――デビューから3戦は芝でしたが、それ以降はほとんどダート路線を走っていました。それが6歳春に芝を走るようになったきっかけはあったのですか?