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【田子ノ浦親方×小牧騎手】園田の相撲部屋見学(1)「挨拶がてら、ちゃんこ鍋でもご馳走になりに行きましょか」

  • 2019年03月19日(火) 18時01分
太論

今週は朝稽古の様子を写真で振り返ります


2月19日の『太論』でお伝えした通り、20年来の友人である小牧騎手と田子ノ浦親方。二人の冗談話から始まった田子ノ浦部屋の園田競馬場内への移転は、多くのメディアで話題になりました。「挨拶がてら、ちゃんこ鍋でもご馳走になりに行きましょか」という小牧騎手の号令のもと、3月某日、園田競馬場を訪問。朝稽古を見学させていただいたほか(※現在、一般見学は終了しています)、宿舎の2階で田子ノ浦部屋オリジナルのちゃんこ鍋に舌鼓を打ちながら、改めて小牧騎手と親方の関係に迫りました。『太論』では、当日の様子を2週にわたってレポート。今週は朝稽古の様子を写真で振り返ります。(取材・文:不破由妃子)


大迫力の朝稽古「誰のためでもない、お前のために言ってるんだ!」


太論

 競馬場に近づくと、田子ノ浦部屋の色とりどりの幟(のぼり)がお出迎え。競馬がお休みの日の早い時間にも関わらず、朝稽古の見学に訪れたファンで賑わっていました。

太論

 大迫力の朝稽古。静まりかえった空間に、力士たちの激しい息遣いと、ぶつかり稽古の熱量を物語る「バチン!」という音が響きわたり、見学者の緊張もMAXに!

太論

 朝稽古を真剣に見つめる小牧騎手。若手力士が奮闘する姿に、自分の若い頃を重ねているのかも…!?

太論

 稽古を見つめる田子ノ浦親方の背中(……デカイ!)。張りつめた空気のなか、「誰のためでもない、お前のために言ってるんだ!」という親方の愛のこもった叱咤と、力を振り絞ってそれに答える力士たちの「はい!」という声が飛び交い、その熱い指導に見学者たちは目が釘付けに。

太論

 宿舎となっている第4投票所の外は、ご覧の通りの人だかり。田子ノ浦親方いわく、「2000人近くが見学にきてくれた日もありました」。

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 この日は、地元の園児たちも見学に。誰ひとり声を上げることなく、真剣なまなざしで稽古に見入っていた姿が印象的でした。

太論

 この日は、小牧騎手の師匠である曾和直榮氏のご長男で、「そわ鍼灸接骨院」を経営される傍らスポーツトレーナーとしても活躍する曾和栄司氏も合流。「自分が長男なのに、オヤジが太くんばっかり可愛がるから、太くんにはずっと嫉妬していました(笑)。オヤジは今でも太くんの話ばかりしていますからね。いつもオヤジと一緒に応援していますし、まだまだ頑張ってもらいたいですね」

太論

 朝稽古のあとは、宿舎の2階に移動し、束の間の宴へ。写真をご覧の通り、料理担当の力士の方が腕を振るってくれました! その料理の数々は、次週の『太論』で詳しくレポート。お楽しみに!

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 席に着くなり、お椀を手にする小牧騎手。ちなみに、このお椀に注がれたのは、ちゃんこではなくビールです(笑)。次週、ほろ酔いの小牧騎手と親方との貴重な対談をお届けします!
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1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。2024年には再度園田競馬へ復帰し、活躍中。史上初の挑戦を続ける。

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