▲フィリーズレビューで重賞初制覇を遂げた坂井瑠星騎手。おめでとうございます!
ノーワンに騎乗し、フィリーズレビューを制した坂井瑠星騎手。デビュー4年目で重賞タイトルを手にしました。12番人気という伏兵ながらも、手応えを持って臨んだと坂井騎手。直線では前が壁になる場面もありましたが、“勝利”への執念で最後は同着決着に。忘れられない一戦となったこの勝利を改めて回顧します。
そして! オーナーからサプライズで祝福コメントもいただきました!
(取材・文=不破由妃子)
すごくうれしかった! ですが…
──このたびは、重賞初制覇おめでとうございます! 重賞で同着という珍しい結果となりましたが、ゴールした瞬間はどのような心境でしたか?
坂井 ゴールした瞬間は、自分のほうが出たのではないかという手応えがありました。ただ、際どかったのは間違いないので、確信を持てないまま引き上げてきた感じです。同着とわかったときはすごくうれしかったのですが、直線で迷惑を掛けてしまったので…。申し訳ないことをしてしまいました。
▲際どい決着に、確信を持てないまま引きあげてきたという(C)netkeiba.com
──初重賞制覇が同着で騎乗停止。いろんな意味で忘れられない一戦になりましたね。ノーワンとは、最終追い切りが初コンタクトだったと思いますが、坂路で51秒台という好時計が出ていました。当日は12番人気という低評価ではありましたが、瑠星騎手としては手応えを持って臨んだ一戦だったのでは?
坂井 そうなんです。最終追い切りでは、