前回3月17日のWIN5は119万1720円の好配当決着。1〜4レース目は比較的順当な決着だったものの、5レース目のスプリングS(中山11R)を単勝オッズ27.1倍(10番人気)のエメラルファイトが制したことで、最終的な配当が跳ね上がりました。
なお、WIN5対象レースを単勝二桁人気の馬が制したのは、2月24日(3頭)、3月3日(2頭)、3月10日(2頭)に続き4回連続。この間は優勝馬21頭(3月10日のフィリーズRは2頭が1着同着)のうち8頭、シェアにして約38%を占めています。
ちなみに、今年2月17日以前の全WIN5対象レースを集計してみると、優勝馬2152頭のうち単勝二桁人気だった馬110頭。シェアは約5%に過ぎません。ここまで波乱が続くことは今後もそうそうないでしょうし、こうした流れがあるうちに高額配当を仕留めたいものですね。
明日3月17日のWIN5は総出走頭数が74頭、総組み合わせ数が63万6480通り(土曜16時現在)。1〜2レース目の出走頭数が比較的少ないので、ここを思い切って絞ろうと考えるプレイヤーが多いんじゃないでしょうか。
◆近年のマーチSは“総武S組”と前走好走馬が優勢
1レース目は4歳以上1600万下の美浦S(中山10R)。少頭数ながらも比較の難しいメンバー構成で、上位人気勢の支持はやや割れるかもしれません。
2レース目は4歳以上1000万下、ハンデキャップ競走の岡崎特別(中京10R)。大敗直後の馬が多く、昇級初戦のスターリーステージらにもある程度の注目が集まると思います。
3レース目は4歳以上オープンの六甲S(阪神11R)。前走で上位に食い込んだアップクォーク、クリノヤマトノオー、プロディガルサンあたりが上位人気グループを形成するでしょう。
4レース目は4歳以上GIII、ハンデキャップ競走のマーチS(中山11R)。土曜16時の時点ではテーオーエナジーの支持がやや抜けており、ハイランドピーク、ヒラボクラターシュ、ロードゴラッソらが続いていました。
5レース目は4歳以上GIの高松宮記念(中京11R)。こちらは土曜16時の時点だとダノンスマッシュが人気の中心で、モズスーパーフレアが続く構図です。
[伊吹式WIN5ランキング 2019年03月24日版]
1位 中京10R 5.アルジャーノン
2位 中京11R 8.レッツゴードンキ
3位 中山10R 8.ジェシー
4位 阪神11R 9.プロディガルサン
5位 中山11R 2.マイネルオフィール
【以上すべての馬を買うと1点買い】
6位 中山11R 6.ヒラボクラターシュ
7位 中山11R 11.リーゼントロック
8位 阪神11R 1.アップクォーク
9位 中山10R 10.レーツェル
【以上すべての馬を買うと12点買い】
10位 中京11R 3.ミスターメロディ
11位 中京10R 6.スターリーステージ
12位 中山11R 8.テーオーエナジー
13位 阪神11R 15.クリノヤマトノオー
14位 中山10R 7.サンティール
【以上すべての馬を買うと144点買い】
15位 中京11R 9.ナックビーナス
16位 中京10R 2.ズアー
17位 中山11R 10.サトノティターン
18位 中山11R 9.エイシンセラード
19位 阪神11R 2.サトノフェイバー
20位 阪神11R 8.コスモイグナーツ
21位 阪神11R 4.スピリッツミノル
22位 中山10R 9.シンギュラリティ
【以上すべての馬を買うと1296点買い】
23位 中山10R 5.クレッシェンドラヴ
24位 中京11R 13.ダノンスマッシュ
25位 中京11R 15.モズスーパーフレア
26位 中京10R 10.ムーンチャイム
【以上すべての馬を買うと3600点買い】
5レース目の高松宮記念(中京11R)は、前年のスプリンターズSやそれ以降のレースにおける実績がポイント。「“前年10月以降、かつJRA、かつ重賞のレース”において連対経験のない国内調教馬」は2014年以降[0-0-0-44]と上位争いに食い込めていません。
また「前走の着順が3着以下、かつ“前年10月以降、かつJRA、かつ1400m、かつGIIのレース”において3着以内となった経験のない馬」は2014年以降[0-0-1-52]。前年のスワンSや阪神Cで好走していた馬を除くと、大敗直後の馬も苦戦しています。
さらに「馬番が10〜18番だった馬」は2014年以降[0-2-1-42]と優勝例なし。コース替わりがプラスに働きそうなミスターメロディ、実績上位のレッツゴードンキあたりを高く評価すべきでしょう。
4レース目のマーチS(中山11R)は臨戦過程に注目したい一戦。「前走のレースが“総武S”以外、かつ前走の着順が3着以下だった馬」は2015年以降[1-0-0-30]と安定感を欠いていました。
さらに「前走の馬体重が500kg未満だった馬」も2015年以降[0-1-1-21]といまひとつ。前走で連対を果たしているヒラボクラターシュ、リーゼントロック、総武Sを制したマイネルオフィールが有力候補です。