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【地方競馬ネット会議室(8)】NARに刺さった意見は?川崎理事が読者アイデアに回答!/後編

  • 2019年05月05日(日) 18時01分
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▲仰天アイデアに、シビアな改善案も続々… 最後は川崎理事から改めてのアイデア募集も!


当連載初回に構想を打ち上げた“JBC2歳カテゴリ”が実現!

――編集担当:そのほか、川崎さんが注目されたご意見はありますか?

川崎 実は仰天したご意見がありました! 地方のチャンピオンジョッキーを決めるシリーズを去年からスタートさせたんですね。そこでは上位の騎手が1位を争うんですけど、「ビリを争う戦いをやったらどうか」というもの、これはいくらなんでも(苦笑)。

 それと、いい意味でぶっ飛んでいるなと思ったのは、「佐賀から北海道まで、各競馬場を股にかけてレースを走らせ、その総合タイムを争う」という企画。もちろん休みを入れながらでしょうけれど、マラソンレースという発想なんですかね。

矢野 シリーズといえば、大きなレースの前哨戦について、感じていることがあります。中央なら、チューリップ賞があって、フィリーズレビューとアネモネSがあって、それで桜花賞がある。牡馬には弥生賞、若葉S、スプリングSから皐月賞となっている。中央だと、この前哨戦がこのレースに結びつくんだというのがすごく良く分かるんですけど。地方はまだまだそこまでになっていない。

 せっかくビッグレースがあるのであれば、前哨戦からPRして行けば、そこから関心を持って見てもらえるのではないか。できれば、単発、単発の重賞じゃなくて、その前哨戦からしっかり広報して取り組みです。レース体系というものができているのに、それに基づいたPRができていない。これは絶対もったいないと思うんです。

川崎 そういうご意見(HN:ナカケンさんほか)は結構ありましたよね。

矢野 地方の重賞のシリーズレース体系を分かって見てもらえるのと、そうでないのとではだいぶ違うと思うんですよね。

川崎 競馬場ごとにきちんと冊子を作って、レース体系を解説しているんですけれども、全体を通して俯瞰(ふかん)した場合にはバラバラ感がありますね。そもそもシリーズの中身で言えば、例えばダービーシリーズと銘打っても、それぞれの競馬場で別々にダービーをやっていて、自分の競馬場でのレースが終われば“はい、お終い”ということがあります。これは痛感していることですが、シリーズ競走の一番はファイナル、ダービーシリーズで言えばジャパンダートダービーに向かう盛り上がり方にしないといけないし、そして、各地のダービー馬がそこに出て行かなければ盛り上がりは欠けると思います。

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▲ダービーシリーズをはじめ、現行のシリーズ競走には広報含め課題も(撮影:高橋正和)


矢野 そこでまた最初の話に戻ってくるんですけど、シリーズをポイント制にしていく、獲得ポイントの多い順に出走させるというのは、出走馬確保にもメリットがあるし、分かりやすくなると思いますが。

川崎 そうですね。グランダムジャパンは、そういうポイント制でやっています。最後のレース、ファイナルには高いポイント、エクストラポイントを設定して重みを持たせています。是非、そこはトレンドとしていきたいですね。

矢野 そして、大きな話題ですが、JBCに2歳戦が出来ました(※3月18日に門別・北海道2歳優駿の発展形として、JBC2歳カテゴリーの新設を発表)。これは理事長がずっと仰っていたことで、それがようやく実現したわけですね。画期的だなと思うんですけど。それこそ2歳戦だと、なかなかその前に重賞をいっぱい作るというのも難しい。なので、トライアルとかオープン特別とか、あるいはもっと下の条件レースとかでも、そこで積み上げたポイント順に出走権を与える。こうして行くと、夏の甲子園のようなピラミッドができるかなと思うんですけどね。

川崎 そうですね。現在、未来優駿というシリーズ競走を実施しているんですが、今回JBCの2歳優駿が出来たことによって、これまではちょっと統一感がなかったんですが、これからは2歳JBCにつながるような形を目指していきたいなと考えています。

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▲当連載初回に塚田理事長を構想を明かした“JBC2歳カテゴリ”が実現!


矢野 ちなみに、JBC2歳優駿は、ずっと北海道で開催するのですか?

川崎 当面ですね。基本的には1日に4レースの重賞交流競走をやるとなると、ほとんどの競馬場で交流馬房、待機馬房自体を確保できません。ですから、例えば、JBCを2日に分けてやるとか、2レースずつ開催場を分けてやるとかだったら可能だとは思いますが。

 それから、11月の時期の2歳馬の能力を考えると、これまでの実績でも北海道のレベルが1枚も、2枚も高いですし、生産地にも近いということで当面は門別でやっていただき、今後、他場での施行環境が整えば、4レースを1日でやってもらうのも結構ですし、施行日を分けてやるということも選択肢としては有りかなと思います。しかし、まずは2歳優駿を定着させるということと、その先にある、2歳戦全体のバリエーションを持たせていくことを優先した取り組みを進めていくことにより、近い将来2歳を取り巻くレース環境が大きく変わってくるのかなと思いますね。

 ところで、来年のJBCについては、大井と門別は両方ともナイター場ですから、双方の発走時刻を調整し、間を空けてそれぞれのレースを組み込む形になるのではないかと思いますが、祝日での開催ということでもありますので、そうしたことも念頭に置きながら詳細はこれから両主催者間で協議し原案をつくるんだろうと思います。

――編集担当:今回のタイミングで理事長がアイデアを出されていた“ばんえいJBC”についても検討されたのですか?

川崎 今回、初めて予算を計上しているんですが、“ばんえいブリーダーズカップ”、略して“BBC”ですね。ブリーダーズカップという言葉を使っていいのかという話はあるのでしょうが、これは生産者や地域を巻き込んで「祭事性」を打ち出そうというもので、「ばんえい競馬の祭典」として位置づけられたらいいなと思っているものです。言い換えれば、ばんえいにも、平地と同様のステータスを持ってもらおうじゃないかということで、現在、NARと主催者が連携・協力して担当レベルで詰めているところです。今後の動きに、ぜひ注目していただきたいと思います。

距離の多様化や“ミッドナイト競馬”に言及

矢野 楽しみにしています。ご意見の中に実施検討に値する意見はありましたか? これはやるぞ、というような。

川崎 ご意見の多くは、地方生え抜きの強い馬が現れて欲しいという強い思いがあり、それが本当にビンビンと伝わってきました(HN:オオイニイコウヨさんほか)。NARとしては、そのために「強化指定馬制度」などを創設して、強い馬づくりに取り組んでおりますが、予算の執行にあたっては、例えば民間の調教施設に馬を送り込んで使用する場合、原則、施設の使用料を対象としていたものを、去年からは支援対象を輸送費まで広げました。加えて、従前は強化指定馬として支援したあと、1年間はその競馬場に在籍するよう縛りを掛けていましたが、これも少し見直しました。

 例えば、北海道では冬季の間、休催しているので、よその競馬場に移ってレースに出る機会が多いわけです。しかし、冬場に転厩することが分かっていれば、強化指定の援助が受けられなくなるし、仮に援助を受けていたら返還しなければならなくなる、それでは北海道所属の馬にとっては制度の恩恵にあずからないということになるわけです。そこでこの度、こうした点を改め、地方競馬場間の転厩ならばどの競馬場に所属してもいいよと緩やかにすることにしたんです。すると直ぐに、調教師、馬主からは、「とても使いやすくなった」という声をいただきました。

 それから、女性騎手に関してですね(HN:福永豊さんほか)。今年4月、騎手候補生が高知で1人デビューしました。それに現在、女子在所生が6人いますので、このまま順調に修了してくれれば全国で10人を超え、8枠すべて女子だけのレースを編成出来ます。地方女性騎手も頑張って藤田菜七子騎手に負けず劣らず大いに活躍できるよう、ここは養成業務をしっかり取り組んでいきたいところです。

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▲今年4月に濱尚美騎手(高知)がデビュー、地方競馬では5年ぶりに女性騎手が誕生(写真:高知競馬リリースより)


川崎 そのほか、いわゆる「企画レース」に関するご意見がありましたね。今でも栗毛限定や芦毛限定は川崎競馬場の名物レースになっていますし、クラシックを制覇した種牡馬限定レースも組んだりしていますが…、なかなか馬券の売上に直結しない(苦笑)。

矢野 この間、浜松オートで“スズキ選手”限定のレースをやっていましたね。種牡馬限定というのは、同じ種牡馬の子だけ集めて走らせたのですね。それこそハンデ戦の対象になりそうな。

川崎 なかなか面白い企画だと思います。それから、多く寄せられた意見としては“距離の多様化”なんです(HN:mmさんほか)。地方競馬は、レース距離がほとんど同じじゃないかって…。これは本当に頭の痛いところです。

矢野 昔はその地方の一番大きいレースと言ったら、たいがい長距離戦で、馬場を2周回るレースばっかりだったんですよね。ところがそれが、長距離戦の意味をなしていなかったわけですよ。1周目はただただ走っているだけ。2周目の向正面に行った頃からレースになるぐらいで、ただの1400m戦じゃないかって。これは長い距離のレースをやってもあまり意味ないなと。

 JRAの菊花賞みたいに3分で走っちゃうようなレースだったら、本当の長距離能力が問われますけど、地方の2周するレースはそんなの関係なかったですから。それがおもしろくないから、距離を短くして、特に大井はチャンピオンレースを2000メートルにしたわけですよね。そういう経緯があまり伝わっていないかなという思いもあります。東京大賞典だって3000mだったんですよね。それじゃ、はっきり言っておもしろくなかったんです。

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▲距離体系については経緯を知る矢野アナからフォローも


川崎 本当はマイルから1800、2000ぐらいで、クラシックの王道みたいな距離がいいのかなと思いますよね。地方は1周の距離と直線が短く、コーナー角も鋭いので、各競馬場のコース形状に合わせると、7割くらいが同じような距離のレースになりがちなんですね。(※平成29年度12,118競走中1400m〜1800mは8,635競走=71.3%、同左JRA:35.9%)

矢野 似たような距離のレースしかないっていうのは確かにマンネリにはなっていて、それを解消しようというのが、長距離戦ではなく、スプリント戦だったんですよね。

 実は、廃止の瀬戸際にあったばんえいに対しても、200mのレースばっかりやっているからおもしろくなくて、「もっと伸ばせ」「もっと短くしろ」「障害増やせ」とか、いろいろなご意見が寄せられました。でもばんえいって、ただでさえ分かりにくいのに、またそれにバラエティを増やしちゃったら、もっと分からなくなる。買ってくれる人がいなくなっちゃうかもしれないとも思いました。

川崎 おっしゃる通りで、いろいろ手を加えたら、今までそれで満足していた方からは、逆に「何で変えたんだ」と言われてしまいますし、変更するたびに「前の方が良かったのに」って必ずそうした声が毎回上がります。

矢野 そこも難しいところではありますけどね。一時期、盛岡が3000m戦をやったことありますよね。ほんの1、2年かな。でも、やっぱり結局おもしろくないからやめちゃった。

川崎 それに長距離は馬への負担も大きいと思います。消耗の激しい夏場になればなおさらですから、関係者からは歓迎されません。よって馬集めに苦労し、また集めるために長距離戦の手当がつくようになりました。主催者にとっては出走を促すための“持ち出し”が増えるわけです。でもこのようにお金と手間はかかりますが、出来る限り距離のバリエーションを増やす努力は必要かなと感じています。

 ところで、競艇や競輪みたいに、「モーニングとか、ミッドナイトを競馬はやらないのか」といったご意見も多く見受けられました(HN:とみさんほか)。競馬は、競走馬の調教を早朝から馬の体調やレース日程をみながらやりますので、選手が身ひとつで移動するのとは訳が違います。それに、馬運車のドライバーやスターターなど、さまざまな人を動かさなきゃやっていけないということを考えると、現状は困難だと言わざるを得ませんね。

矢野 効率が悪い?

川崎 費用対効果の面もそうなんですけど、やっぱり馬は生き物なので、日ごろの調教や訓練への影響が大きすぎます。

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▲早朝や深夜の開催は、競走馬・関係者への負担を理由に実現が困難


川崎 それから目についたご意見として、「中央競馬と同じグレード表記にすべき」というようなご趣旨の意見もいただきました。今は大井の東京大賞典だけがGI表記ですが、川崎の全日本2歳優駿がケンタッキーダービーにつながるレースということで、今後、グレード格付けについてどう対応していくのか、主催者ともども考え方を明確に整理しておくことが求められていると受け止めています。

 それから、今回このご意見の中に、“競馬ハッカソン”という言葉が出て来ましたね(HN:Tsukitomoさん)

矢野 みんなで意見を出し合う場のことですね。

川崎 各競馬場には議会や有識者会議などがあり、これらは執行部をチェックする役目をもっているものですが、一方、“競馬ハッカソン”は、もともとはIT用語なんですが、若い人やエンジニアの視点から地方競馬を捉えようというもので、競馬以外の分野の人達も含め、一定期間集まって馬事文化などさまざまなディスカッションを行い、集約する場やイベントを設けるというようなユニークな提案内容ですね。

矢野 今、私は川崎の有識者懇談会に加わらせていただいて、鈴木淑子さんとか日経新聞の野元記者らと一緒に出席しているんですけど。あれはあれでひとつの会議です。それとは別に、競馬場が調教師さんとか厩務員さんとかと話をするところがある。これをどこかでひとつにまとめて、それぞれの立場で物が言えるような会議というのはあってもいいかなと思いますね。そうすると、ファンから見えない部分で実は調教師さんがこういうことを考えていたよとか、厩務員さんの苦労があるよ、というのも分かってくる。そういう場をそれぞれで立ち上げた方がいいかなと思うのです。

10年前にはできなかった“今だからこそできるもの”

川崎 確かにそうですね。一般論になりますが、そういう会議が作られる背景、きっかけとして、これまでは行革の視点があったんですね。馬券の売上が減って余裕がなくなり、そこで有識者からお知恵をお借りしようじゃないかということになります。結果として、外部のご意見をうかがいながら経営のかじ取りをやっていくことになるんですが、そのために会議が立ち上げられるパターンが多いというのが私の印象なんです。特に当時は“民活”が叫ばれていましたから。反対に売上が伸びている時は、「今のままで十分伸びてるじゃないか」ということで、事業見直しがおろそかになりがちです。

矢野 でもそこが一番大事で、止まったらどうするんだ、下がったらどうするんだ、を考えるのは“今”なんですよ。

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▲売り上げが伸びているからこそ「考えるのは“今”なんですよ」


川崎 矢野さんがおっしゃるように、ズバリ今なんですよね。ここまで7年連続で売上が伸びても、これから先5年、10年と、この高い伸び率が続くわけがない、ここらで1度立ち止まって、将来の方向というのを冷静に考えてみることが必要じゃないのかと。来年の令和2年度が「地方競馬活性化計画」(※農林水産大臣の認定を受けた、地方競馬に係る事業収支の改善を図るための主催者共同の計画)の中間年に当たる年を迎えます。これからは、それに向けて準備をしなくてはいけないので、今般こういった貴重なご意見やご提案も踏まえ、地方競馬の将来像というのをしっかりと見定める必要があるものと、改めて強く感じております。

 いずれにしても、とにかくここ5年、10年単位でいろいろ大きく変わりましたからね。10年くらい前は、「地方競馬は、もう無くなるんじゃないか」っていう悲壮感漂う厳しい時代でしたし、実際に存続できなかった競馬場も多くありました。それが今や売上げでは6,000億円を超えて(※平成23年度3,314億円→30年度6,033億円)、競輪の背中が見えてきた状況になりました。本当に夢のようです。

矢野 それは、馬がそこにいるからです。それが競馬の一番の強みですよね。人間だけがやっているんではない。馬っていうのは、その生産もあって、それから競走馬に仕立て上げるための技術もあって、お客さんが競輪、競艇、オートレースとは違う魅力を感じているんだろうと思います。しかも、今で言うところインスタ。競馬は馬がいるということで“インスタ映え”しますから(笑)。それは競馬の魅力であって、全面に押し出してアピールするべきだと思うんですよね。

 でもこう楽しんでくださいってこっちが言うのは、それを限られたものにしちゃうだけです。楽しみ方はみなさん100通りあっていいわけだから。それに対してちょっとずつでもいいから、それから、もっと主催者側の方々の中に女性を入れて欲しいなとも思いますね。女性がもっと入って来ないと、女性の目線というのがわからないと思うんですよ。共鳴するような感じにならないと。もっと地方の競馬をやっている地方自治体には、競馬場にもっと女性を送り込んでくださいって、言いたいんですけどね。

川崎 私も主催者にいた時、NARに対して、「もっと女性のスタッフを増やしたらどうだ」と言っていました。「女性のスターターがいるだけで全然違うよ」「大きく取り上げられるよ」って言ったことがあるんですよ。今、NARには女性職員が結構増えましたね。毎年のように採用しているんですよ。

矢野 NARには結構多いなと思うんですが、とにかく主催者側の役所から来る人、女性が少なすぎますね。

川崎 自治体から競馬組合に異動する女性がいないわけじゃないんですが、まだ圧倒的に少ないですね。女性の副管理者(競馬場の現場責任者で開催中は執務委員長を務める)が出てくれば、雰囲気もグッと変わってくるかもしれないですね。

――編集担当:先ほど川崎さんがおっしゃった通り、ここ5年、10年で地方競馬を取り巻く環境がだいぶ変わり、それこそ10年前、場所によっては存続か、廃止かという瀬戸際のレベルでした。そこからだいぶ変わって、当連載のような企画も実施させて頂きましたが、こういうアイデアを募るという面でも現在地方競馬は過渡期にあるという認識でしょうか?

川崎 “今だからこそできるもの”ってあると思うんですよ。例えば、同じテーマを5年前、10年前に出されても、“もっと先に優先すべきものがあるよ”となったかもしれませんけど。今ではそうした課題もクリアして来たので、現下の認識として、むしろ、今のうちに種を蒔いて、いろいろ先取りしておこう、みたいなことではないかと思います。

――編集担当:今回の企画で読者の皆様からアイデアをいろいろ頂戴しました。この連載は今回が最終回になりますが、NARのホームページにもフォームがありますので、ファンの方には“これからもどんどんアイデアをお寄せください!”とお伝えしてよろしいでしょうか?

川崎 ええ、もちろんです! このように数多くのご意見をいただき、役員会では“これらのご意見をこのまま仕舞い込むのはもったいない、ホームページなど何らかの方法で利用者にお届けできないか”と言った意見も出ました。NARではこの企画を通じて貴重なご意見をいただきましたが、同じようなことを考えている方も多くいらっしゃるものと思いますので、「今後は、このようにして取り組んでいきます」というような対応をFAQ(エフ・エ−・キュ−・よくある質問)としてHPで明らかにするなど、意見の聞きっ放しで終わらないようにしたいと思っています。

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▲“今後もアイデアを募集?”の問いに「もちろんです!意見の聞きっ放しで終わらないようにしたい」


矢野 ぜひ、そうしていただきたいですね。

川崎 それから機会があれば、教養センターの騎手候補生の状況などをお伝えしたかったんですが……、騎手の卵の候補生の養成状況とかですね。これは一度やりたかったなと。

矢野 そうしたら、netkeibaで連載を持っている女性陣に取材してもらいますか。それを新たな企画にする形で、情報発信を続けていくのがいいと思います。

川崎 騎手候補生は日々厳しい訓練といろんな希望を持っていますから、話も幅広くたくさん出ると思いますよ。

矢野 お話が止まらなくなりそうですね。ではそれは新年度の企画案ということにしておきましょう。今回はありがとうございました。

川崎 ありがとうごさいました。今後とも、地方競馬を何卒よろしくお願いいたします。

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▲NAR川崎理事より「今後とも、地方競馬を何卒よろしくお願いいたします」



(了)

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