前回4月14日のWIN5は394万840円の配当で決着。5レース目の皐月賞(中山11R)を単勝オッズ1.7倍のサートゥルナーリアが制したうえ、1〜4レース目でも単勝2→6→1→6番人気の馬が優勝を果たしていましたから、最終的な配当を見て「そんなにつくのか」と感じた方が多いかもしれません。
実際、単勝支持率通りに残り票数が減っていったと仮定した場合の配当理論値は約197万円。実際の配当はおよそ2倍だったわけですから、非常に妙味ある決着だったと言えるでしょう。混戦模様のレースが多かった分、もっと大きな配当を狙った票がたくさん入っていた可能性もありそうです。
明日4月21日のWIN5は総出走頭数が73頭、総組み合わせ数が59万9040通り(土曜16時現在)。4レース目の読売マイラーズC(京都11R)が10頭立て、5レース目のフローラS(東京11R)が18頭立てと、重賞の2鞍は対照的なメンバー構成になりました。
◆フローラSは同年3月以降の戦績がポイント
1レース目は4歳以上1600万下の桃山S(京都10R)。比較の難しいメンバー構成で、上位人気勢の支持はやや割れるかもしれません。
2レース目は4歳以上1600万下、ハンデキャップ競走の鎌倉S(東京10R)。前走で上位に食い込んだハルクンノテソーロ、フュージョンロックらが注目を集めそうです。
3レース目は4歳以上1000万下、ハンデキャップ競走の福島中央テレビ杯(福島11R)。4歳のピースユニヴァース、ビリーバーらが上位人気グループを形成するでしょう。
4レース目は4歳以上GIIの読売マイラーズC(京都11R)。土曜16時の時点ではダノンプレミアムに支持が集中しており、インディチャンプが続いていました。
5レース目は3歳GIIのフローラS(東京11R)。こちらは土曜16時の時点だとシャドウディーヴァ、セラピア、フェアリーポルカあたりに人気が集まっています。
[伊吹式WIN5ランキング 2019年04月21日版]
1位 京都11R 2.パクスアメリカーナ
2位 京都10R 13.ヒストリーメイカー
3位 福島11R 8.ビリーバー
4位 東京11R 18.フェアリーポルカ
5位 東京10R 12.ハルクンノテソーロ
【以上すべての馬を買うと5点買い】
6位 東京10R 5.ルッジェーロ
7位 東京11R 10.セラピア
8位 福島11R 9.アラスカノオーロラ
9位 京都10R 6.ビッグスモーキー
【以上すべての馬を買うと16点買い】
10位 京都11R 6.ダノンプレミアム
11位 東京10R 7.フュージョンロック
12位 東京11R 12.エアジーン
13位 福島11R 3.ピースユニヴァース
【以上すべての馬を買うと108点買い】
14位 京都10R 5.プロスパラスデイズ
15位 京都11R 4.モズアスコット
16位 東京10R 11.ミックベンハー
17位 東京10R 6.ドリュウ
18位 東京10R 13.グロワールシチー
19位 東京11R 4.ウィクトーリア
20位 東京11R 9.ジョディー
21位 東京11R 2.シャドウディーヴァ
22位 福島11R 4.タガノカレン
【以上すべての馬を買うと1296点買い】
23位 福島11R 12.ヒロイックアゲン
24位 京都10R 3.エルリストン
25位 京都10R 12.スズカガルチ
26位 京都11R 8.グァンチャーレ
【以上すべての馬を買うと3600点買い】
4レース目の読売マイラーズC(京都11R)はコース適性が高い馬を重視したい一戦。「“京都、かつ1400〜1800m、かつ重賞のレース”において連対経験があった馬」は2012年以降[5-4-5-30]と堅実です。
なお「“京都、かつ1400〜1800m、かつ重賞のレース”において連対経験がなかった馬」に限ると、「馬齢が6歳以上だった馬」は2012年以降[0-0-0-25]、「前走の着順が7着以下だった馬」は2012年以降[0-0-0-32]、「前走の馬体重が480kg未満だった馬」は2012年以降[0-0-0-23]と、それぞれ上位争いに食い込めていません。
ダノンプレミアムに逆らう必要はないかもしれませんが、コース適性が高いパクスアメリカーナも同等以上に高く評価すべきでしょう。
5レース目のフローラS(東京11R)は直近の戦績を素直に評価したいレース。「“同年3月以降、かつJRA、かつ出走頭数が10頭以上のレース”において3着以内となった経験のない馬」は2015年以降[0-0-2-41]と苦戦していました。今年のメンバー構成なら、セラピア、フェアリーポルカの2頭が有力だと思います。