前回6月16日のWIN5は984万1270円の配当で決着。飼料添加物の件で多数の競走除外が出た結果、総組み合わせ数は14万3143通りにとどまったものの、単勝オッズ4倍未満の支持を集めた5頭がすべて敗れたこともあり、やや大きめの配当となりました。
ちなみに、発売金額は5億7641万7400円。前々回6月9日の5億1144万9400円を大きく上回っていますし、今春のGI競走開催日とそれほど変わらない水準です。
各レースのメンバー構成が直前に大きく変わってしまった分、正直なところもう少し落ちるかと思ったのですが、「この出走頭数(≒総組み合わせ数)なら普段よりも当たる可能性は高いはず」という発想で参戦した方も多かったのでしょう。
明日6月23日のWIN5は総出走頭数が70頭、総組み合わせ数が52万4160通り(土曜16時現在)。対象5レースのうち3レースがハンデキャップ競走、かつ5レース目の宝塚記念(阪神11R)も混戦模様ということで、難解な印象を受けているプレイヤーが多いのではないかと思います。
◆パラダイスSは若い前走好走馬を素直に重視したい
1レース目は3歳以上3勝クラス、ハンデキャップ競走の夏至S(東京10R)。戦績に安定感のあるスウィングビートあたりが注目を集めそうです。
2レース目は3歳以上3勝クラスの花のみちS(阪神10R)。善戦続きのストロベリームーンらが上位人気グループを形成するでしょう。
3レース目は3歳以上2勝クラス、ハンデキャップ競走のUHB杯(函館11R)。比較の難しいメンバー構成で、上位人気勢の支持はやや割れるかもしれません。
4レース目は3歳以上オープン、ハンデキャップ競走のパラダイスS(東京11R)。前走で2着に好走したリバティハイツあたりに人気が集まるのではないかと思います。
5レース目は3歳以上GIの宝塚記念(阪神11R)。土曜16時の時点ではキセキ、レイデオロが人気の中心となっており、アルアイン、エタリオウ、スワーヴリチャード、リスグラシューが続いていました。
[伊吹式WIN5ランキング 2019年06月23日版]
1位 東京10R 6.スウィングビート
2位 東京11R 1.テトラドラクマ
3位 函館11R 13.ルマーカーブル
4位 阪神11R 1.キセキ
5位 阪神10R 1.ヤマニンレジスタ
【以上すべての馬を買うと1点買い】
6位 阪神10R 8.ロードエース
7位 阪神10R 6.ライジングリーズン
8位 阪神11R 12.リスグラシュー
9位 函館11R 5.ショウナンタイガ
【以上すべての馬を買うと12点買い】
10位 東京11R 7.リバティハイツ
11位 東京10R 12.グローリーグローリ
12位 阪神10R 16.アーバンイェーガー
13位 阪神11R 3.エタリオウ
14位 函館11R 7.ジェットコルサ
【以上すべての馬を買うと144点買い】
15位 東京11R 5.リョーノテソーロ
16位 東京10R 14.サザンヴィグラス
17位 阪神10R 9.クリノケンリュウ
18位 阪神10R 11.ストロベリームーン
19位 阪神11R 4.アルアイン
20位 阪神11R 2.レイデオロ
21位 阪神11R 11.スワーヴリチャード
22位 函館11R 12.キングキングキング
【以上すべての馬を買うと1296点買い】
23位 函館11R 6.シンデレラメイク
24位 東京11R 13.キャプテンペリー
25位 東京11R 12.ロワアブソリュー
26位 東京10R 3.メイショウラケーテ
【以上すべての馬を買うと3600点買い】
5レース目の宝塚記念(阪神11R)は年明け以降の戦績を素直に評価したい一戦。「“同年、かつJRA、かつGI・GIIのレース”において4着以内となった経験のない馬」は2012年以降[0-2-2-39]なので、評価を下げるべきでしょう。
また「馬齢が6歳以上だった馬」は2012年以降[0-3-0-32]、「“JRAのレース”において出走経験がある、かつ“JRAのレース”における最高馬体重が510kg以上だった馬」は2012年以降[0-0-1-20]。高齢馬や大型馬も勝ち切れていません。これらの条件をクリアしているキセキ、リスグラシューあたりが有力です。
4レース目のパラダイスS(東京11R)も若い馬を重視した方が良さそう。「馬齢が6歳以上だった馬」は2013年以降[2-1-1-33]と安定感を欠いていました。
なお「前走の条件が“JRA、かつ重賞のレース”以外、かつ前走の着順が9着以下だった馬」は2013年以降[0-1-0-20]といまひとつ。特に不安要素が見当たらないテトラドラクマ、リバティハイツを高く評価すべきだと思います。