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▲「スプリング・レーシング・カーニヴァル2019」が8月31日(土)開幕(C)netkeiba.com、撮影:大薮喬介
(8月29日号 文=ポール・シムズ)
ヴィクトリア州最大の競馬の祭典を祝い、記念イベントには豪華メンバー集結
南メルボルンにあるハーフエーカーというレストランで20日、ヴィクトリア州最大の競馬の祭典「スプリング・レーシング・カーニヴァル2019」の開催祝賀イベントが行われました。3ヶ月間にわたって開催されるスプリング・レーシング・カーニヴァルは、今年から、総賞金が1億豪ドル(約71億円)に増額されることになり、世界でもっとも魅力的なレースプログラムの1つとなっています。
過去のスプリング・レーシング・カーニヴァルで、数々の功績をあげた豪州チャンピオンジョッキーのダミエン・オリヴァー、グレン・ボス、女性騎手として史上初となるメルボルンカップを制したミシェル・ペインとともに、会場のレッドカーペットに登場したのは、「豪州競馬のファーストレディー」ゲイ・ウォーターハウス調教師です。彼女の調教師としての偉業と明るいキャラクターを、もはや知らない人はいないでしょう。
会場の外では、1997年のG1コーフィールドカップ、G1メルボルンカップ、1998年のG1コックスプレートを含む7つのG1を制し、御年26歳となった名馬マイトアンドパワーが登場し、元気な姿を披露しました。
また、コーフィールドカップ、コックスプレート、メルボルンカップの3つの優勝カップに加え、その他の主要なレースの優勝トロフィーが展示されたほか、今年のスプリング・レーシング・カーニヴァルから、コーフィールドギニーズ、マッキノンS、ヴィクトリアダービー、ヴィクトリアオークスの4レースの優勝馬に対して、新たに授与されることになった銀製トロフィーも公開されました。
パーティーは、ヴィクトリア州の競馬を管轄するレーシング・ヴィクトリアの会長を務めるブライアン・クルーガー氏と、ヴィクトリア州競馬大臣マーティン・パクラ氏の開会宣言で始まり、スポーツ解説者ハミシュ・マクラチュラン氏が司会進行を務めました。
クルーガー氏は、「1年で最もエキサイティングな3カ月間のスプリング・レーシング・カーニヴァルがまもなく始まります。とてもワクワクしています。オーストラリアで一番熱い競馬のシーズンに、ベストホース、ベストトレーナー、ベストジョッキーがヴィクトリア州に集まるわけですから、興奮を抑えられません」
「スプリング・レーシング・カーニヴァルには素晴らしい歴史があります。豪州最大の競馬の祭典に、新しいスターの誕生と、新たな歴史の1ページを刻みましょう。今年もぜひ、より多くのファンの方々とともに、素晴らしい瞬間を供用したいと思います」
「毎年、春のヴィクトリア州の競馬場でしか味わえない感動を、今年も味わいたいと思います」
「いよいよ今週土曜日、コーフィールド競馬場で、13週間にわたる競馬の祭典の幕が開かれます。21のG1レースのほか、賞金総額100万豪ドル(約7100万円)のレースが、過去最多となる17レースも組まれていて、実に豪華な競馬開催となっております」
スプリング・レーシング・カーニヴァル2019は、8月31日(土)からコーフィールド競馬場で開幕し、カーニヴァル中に行われる21のG1レースの先陣を切るのは、芝1400mを舞台としたメムジーSです。