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【O.マーフィー×藤岡佑介】第4回『日本の関係者の皆さんに伝えたい! ブリーダーズCをぜひ視野に』

  • 2020年02月12日(水) 18時02分
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▲マーフィー騎手から、ぜひ日本の関係者に伝えたいこと (C)netkeiba.com


オイシン・マーフィー騎手との対談も、今回が最終回。これまで20カ国以上で騎乗し、7カ国でGIを制覇しているマーフィー騎手。そんなマーフィー騎手いわく、有馬記念は世界中のホースマンが注目しているレースなんだそう。世界から見た、有馬記念の魅力とは。そして最後に、日本の競馬関係者の皆さんに伝えたいことがあるそうで…!?

(取材・構成=不破由妃子)


有馬記念で驚いたのが、開門ダッシュの人たち!


──いろいろお話を伺ってきましたが、改めて、佑介さんが思うマーフィー騎手の巧さ、世界でこれだけ活躍できる最たる武器は何だと思いますか?

佑介 世界のトップジョッキーですから、技術的なことは僕が言うまでもないですけど、日本で乗っている姿を見る限り、適応力の高さがすごいなって思います。

 自分が今、何を求められているのか、この競馬ではどんなことを要求されているのかを理解して、それに柔軟に対応する早さがある。やっぱり頭がいいんだなって思いますね。

マーフィー これまで20カ国以上で乗ってきたからね。

佑介 でも、実績やキャリアがあると、どうしても自分が一番正しいと思いがちで、自分の国でのスタイルを変えられなかったり、変化に対応できなかったりする人もいるでしょ? その点、オイシンはものすごく柔軟性があるよね。そこが一番の特徴だと思う。

──柔軟性や適応力を生み出しているのは、若さだけではなく、さっき佑介さんがおっしゃっていた「リスペクトする気持ち」が大きいのかもしれませんね。なにしろ、24歳にして7カ国でGIを制覇。日本でも昨年のジャパンCでGI初制覇を決めました。スワーヴリチャードといえば、ゲートを含めていろいろ難しいと言われてきた馬ですが、マーフィー騎手はその難しさについて、どう感じましたか?

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▲昨年のジャパンCでスワーヴリチャードを見事復活に導いた (撮影:下野雄規)


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▲この勝利がマーフィー騎手の日本のGI初制覇に (撮影:下野雄規)


マーフィー 調教にも2回乗せてもらっていたので、そこまで難しさを感じることはなかったです。

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JRAジョッキーの藤岡佑介がホスト役となり、騎手仲間や調教師、厩舎スタッフなど、ホースマンの本音に斬り込む対談企画。関係者からの人望も厚い藤岡佑介が、毎月ゲストの素顔や新たな一面をグイグイ引き出し、“ここでしか読めない”深い競馬トークを繰り広げます。

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1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利をマーク。2018年には、ケイアイノーテックでNHKマイルCに勝利。GI初制覇を飾った。

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