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フィリーズレビューの前走1勝クラス組

  • 2020年03月10日(火) 12時00分

好走チャンスがあるのは基本的には勝ってきた馬だが…


 フィリーズレビューには26頭もの登録があったが、そのうち10頭が前走1勝クラス組だ。勝ってきた馬が3頭、前走2着だった馬が2頭、4着以下だった馬が5頭だ。

 フィリーズレビューにおける前走1勝クラス組は過去10年[5-3-5-54]。該当頭数が多いので率の面ではさすがに限界があるが、13頭といえば馬券に絡んだ馬の4割以上だから軽視はできない。

 好走チャンスがあるのは基本的にはもちろん勝ってきた馬だが、前走2着からリバティハイツ、5着からソルヴェイグがここで勝っており、掲示板に載ってきた馬は無視もできない(前走6着以下だった馬は[0-0-0-14])。

 前走1勝クラス5着以内馬は、1200m戦から来た馬は[0-0-0-11]、1400mからだと[3-2-5-28]、1600mからだと[2-1-0-0]。こうなると1600m組を狙いたくなるが、今年は負けてきた組の2頭しかおらず、出るか・出られるかも現時点では分からない。もしこの2頭をなしにすると、芝1400mを勝ってきた唯一の馬、カリオストロということになるが、配当が全然違う。穴党としては出てきたら1600m負け組の2頭、もし出走しなかった場合は順当にカリオストロ、という感じでいきたい。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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