今年はオーシャンS組が注目を集めそうだが…
高松宮記念に対してはシルクロードS、オーシャンS、阪急杯が3つの主なステップだが、中京の改装前と改装後では多少これらのレースに関する傾向が変化している。
G1かつ3月施行の形になった2000年から改修前の2010年では、阪急杯組が複勝率26.2%で、シルクロードS組の15.8%、オーシャンS組の8.1%を大きく上回っていた。
通常この手の比較では本番への出走馬が多いグループが不利(大敗も出てきているということなので)なのだが、阪急杯組(65頭)はシルクロードS組(19頭)、オーシャンS組(37頭)よりも多かった。ちなみに前走3着以内馬に限定しても、阪急杯組46.2%、シルクロードS組25.0%、オーシャンS組8.3%で阪急杯組が優位だった。
改修後=2012年以降はどうか。シルクロードS組が31.8%で、阪急杯組15.8%・オーシャンS組12.7%を上回っている。前走3着以内馬限定だとシルクロードS組45.5%、阪急杯組27.8%、オーシャンS組14.3%で、やはりシルクロードS組有利だ。
番組の変化や暦の関係などもあるので単純比較はできないが、シルクロードS組の価値が上がっていることは間違いないだろう。今年はオーシャンS組が注目を集めそうな登録状況だが、シルクロードS組にも目を向けておきたい。