▲瑠星騎手が競馬学校時代に、大井競馬場へ遊びに来た時の親子2ショット(撮影:高橋華代子)
4月8日に大井競馬場で行われた東京スプリントは、坂井瑠星騎手騎乗の3番人気ジャスティン(中央・矢作芳人厩舎)が逃げ切り勝ちを収めました。勝ちタイムは1200m1分10秒9(良)。念願の重賞初制覇!!!
瑠星騎手のお父さんは大井競馬場の坂井英光調教師であることはあまりにも有名ですね。騎手時代は通算2028勝をあげた『2000勝ジョッキー』。瑠星騎手にとっても、大井競馬場は故郷とも言えるでしょう。「小さい頃から遊びに来ていた大井競馬場で重賞を勝つのはひとつの夢だったので、それを叶えることができてうれしいです」と瑠星騎手。
▲瑠星騎手が初めて南関東競馬(川崎競馬場)に乗りに来た時の親子2ショット(撮影:高橋華代子)
口取り撮影はお父さんの坂井調教師も入り、親子2ショットを見せてくれました。
「矢作先生から『写真に入れ』と言って頂いたのですが、馬に携わっていないですから最初はお断りしました。でも、『ダメだ』という感じで、そこまで言って頂いたので。矢作厩舎は研修でお世話になりましたし、厩務員さんにもよくして頂いていたのでうれしかったです。
瑠星には『おめでとう』と普通に伝えたら、『ありがとう。うれしい』っていう感じで言っていました。小さい時から大井競馬場で育って騎手を目指しているので本人もうれしかったでしょうし、JRAで重賞を初めて勝った時とはまた違う思いはありました」(坂井調教師)
▲東京スプリントのジャスティンの口取り。矢作調教師の計らいで親子2ショットが実現(撮影:高橋華代子)
現在の坂井調教師は厩舎を開業する前の準備期間として、大井競馬場の藤田輝信厩舎の臨場や朝の調教に乗っています。新型コロナウイルスの影響で、他場への研修などは控えているそう。
中央競馬のレースは自身の今後の勉強のためにもしっかりチェックはしているそうで、その流れで瑠星騎手のレースも全て見て、息子の成長も楽しみに見守っているそうです。
「まだまだ課題の方が大きいでしょうが、その分、伸びしろもあると思うので。結果がついて回る世界ですが、それが結果的に一番上じゃなくても、自分でこだわりを持って、周りに感謝して、ずっと馬を好きで、頑張って欲しいですね」(坂井調教師)