2020年05月30日公開分より、当連載はタイトルを「WIN5スペシャル予想」から「1点で仕留めるWIN5攻略法」に改め、内容も大きくリニューアル致しました。今後はより分かりやすくなるよう、極限のところまで買い目を絞って予想を公開します。“新しい解説様式”を、皆様のWIN5攻略に上手くご活用ください!
当連載の活用方法などについてはこちらをご覧ください 前回7月5日のWIN5は3060万5840円の高額配当決着。重賞以外の3レースはそれぞれ単勝2番人気以内の馬が制したものの、CBC賞(阪神11R)を単勝オッズ93.1倍(13番人気)のラブカンプーが、ラジオNIKKEI賞(福島11R)を単勝オッズ20.2倍(8番人気)のバビットが制しました。
この2鞍だけがハンデキャップ競走だったこともあり「1〜3レース目は堅めの決着、4〜5レース目は波乱の決着」という想定で買い目を組み立てたプレイヤーは少なくなかったはず。対象5レース全体の流れを想像しておくのは重要だと思いますし、たとえ的中に至らなかったとしても、大筋の読みが当たったという経験は何らかの形で今後に生きてくるんじゃないでしょうか。
明日7月12日のWIN5は総出走頭数が77頭、総組み合わせ数が86万160通り(土曜12時現在)。総組み合わせ数は前回7月5日(29万5680通り)の3倍近くです。
【2020年07月12日発売分の1点予想】
阪神10R 16.ローザノワール
福島10R 5.ダノンファスト
函館11R 9.リアンヴェリテ
阪神11R 5.レッドルゼル
福島11R 4.パッシングスルー
【1レース目 阪神10R フィリピンT】
今年の3〜4回阪神ダ1800m(7月5日終了時点)は、3歳以上、かつ6月13日以降のレースに限ると、前走で先行していなかった馬が不振。「前走の4コーナー通過順が6番手以下だった馬」は[1-2-4-54]と苦戦していました。アイアムレジェンド・フリーフリッカーなど、末脚を活かしたいタイプは強調できません。
有力候補はダノンスプレンダー・ストーミーバローズ・バーンスター・ローザノワールあたり。先行力が高いローザノワールは特に面白い存在だと思います。
【2レース目 福島10R 天の川賞】
休養明けの馬は過信禁物。「前走との間隔が中8週以上だった馬」は2015年以降[0-0-1-19]なので、デルマオニキス・ブラックヘイロー・リーピングリーズンらは評価を下げるべきでしょう。
カーブドシール・ショウナンマリオあたりも侮れませんが、やはり注目は前走が好内容だったダノンファスト。今回はメンバー構成に恵まれた印象です。
【3レース目 函館11R マリーンS】
若い馬と実績馬が中心。「馬齢が6歳以上、かつ“前年以降、かつJRA、かつ1700〜1800m、かつオープンクラスのレース”において2着以内となった経験のない馬」は2015年以降[0-0-1-26]と勝ち切れていません。
あとは臨戦過程も重要なポイント。「前走との間隔が中3週以上だった馬」は2015年以降[2-0-0-21]と安定感を欠いていました。ラインカリーナ・タイムフライヤー・ゴライアスらは扱いに注意すべきだと思います。
今年のメンバー構成なら、リアンヴェリテは素直に押さえておきたいところ。メイショウワザシ・ロードグラディオあたりも、展開次第ではチャンスがあるんじゃないでしょうか。
【4レース目 阪神11R プロキオンS】
近走成績を素直に評価したい一戦。「“同年、かつJRAのレース”において“着順が4着以内、かつ上がり3ハロンタイムが3位以内”となった経験のない馬」は、2013年以降[0-0-1-53]と連対例がありません。先行力の高さを活かす競馬でしか好走していないラプタス・サクセスエナジーらは過信禁物です。
さらに「前走の着順が2着以下、かつ前走の1位入線馬とのタイム差が0.3秒以上だった馬」も2013年以降[0-1-3-56]といまひとつ。サンライズノヴァなど、大敗直後の馬は評価を下げるべきでしょう。
積極的に狙ってみたいのはミッキーワイルド・レッドルゼル・トップウイナーあたり。特に休養明け2戦目のレッドルゼルはしっかりマークしておくべきだと思います。
【5レース目 福島11R 七夕賞】
近年の七夕賞で好走を果たした馬の大半は、父にサンデーサイレンス系種牡馬を持つ馬か、前走が1600mのレースだった馬。「父がサンデーサイレンス系以外の種牡馬、かつ前走の距離が1600m超だった馬」は2014年以降[0-1-2-35]と苦戦していました。
また「前走の4コーナー通過順が2番手以内だった馬」は2014年以降[0-1-1-19]、「馬齢が7歳以上の馬」は2014年以降[1-1-0-27]。積極的な競馬をしたばかりの馬や、極端な高齢馬は信頼できません。
なお「馬番が1〜3番の馬」は2014年以降[1-0-0-17]、「馬番が13〜16番の馬」は2014年以降[0-1-0-15]。内外極端な枠に入った馬も期待を裏切りがちです。
今年は絞り込みづらいメンバー構成になってしまいましたが、不安要素が比較的少ないのはウインイクシード・クレッシェンドラヴ・パッシングスルー・ジナンボー・アウトライアーズ・オセアグレイトあたり。前走が1600mのレースだったパッシングスルーは特に面白い存在と言えるでしょう。