▲後半の質問ではアドマイヤマーズの新馬時代を語ります (C)netkeiba.com
今週も、ファンとミルコ騎手によるQ&Aをふたつピックアップします。コースの勉強をしているというユーザーさんから、「東京と新潟では戦い方が違いますか?」という質問に、ミルコ騎手が丁寧にレクチャー。東京コースに潜む、“直線の長さ”以外の難しいポイントとは!?
(取材・文=森カオル)
※このインタビューは電話取材で行いました。
Q「競馬を始めたばかりなので、初歩的な質問でスミマセン。今はコースの勉強をしているのですが、左回りで直線が長いという共通点があっても、やはり東京と新潟では戦い方が違いますか? それぞれの難しさ、勝負のポイントを教えてください!」(ヨッシーさん)ミルコ 新潟コースと東京コースでは、新潟のほうが乗りやすいと思います。あ、あくまでも僕の意見ね!
新潟は、外回り(高低差2.2m)の場合は向正面にもちょっと坂があるけど、内回り(高低差0.8m)は直線も向正面も坂がないでしょ? 東京(高低差2.7m)は直線の坂ばかりが注目されるけど、向正面にも坂があって、それがけっこうきつい!
──そうですよね。向正面では高低差約2mの急坂を100m弱で上って、そこから4コーナーにかけて、また高低差約2mの坂を今度はゆっくり下っていく感じで。
ミルコ そうです。東京の向正面の坂はホントにきついよ。距離でいうと、東京芝1800mと芝2000mは、とっても難しいコースですね。スタートして200mくらい進んだら、すぐコーナー! だから、外枠に入ったりしたら、けっこう厳しいですね。スタートがあまり速くない馬は、アッという間に後ろになってしまう。