【シンザン記念予想】穴を多く出してきたシンザン記念の中1週組
もう一つの鍵となるのは○○組
最近は余裕をもったローテーションで使われる馬が増えているが、シンザン記念については中1週組が穴をあけるケースが目につく。
年末年始の変則を挟むので通常の中1週とは微妙に違うこともあるが、ここでは有馬記念の週かその後のホープフルS当日に使われた馬を中1週と定義したい。
該当するローテで使われた馬は[3-3-1-16]で勝率・複勝率は平凡なのだが、回収率は単313%・複160%ととんでもないことになっている。というのも、勝った3頭は7、8、8番人気。2、3着馬は9、9、10、11番人気と人気薄ばかりだからだ。
7頭中4頭は千両賞から来た馬なのだが、500万条件の平場からも2頭、未勝利からも1頭が馬券に絡んでいる。
気になっていると思うので今年の該当馬をここで挙げると、ファルヴォーレだけ。12月26日の阪神1勝クラス(芝1400m)で1着してきた。
ただ、この馬を強く推せるかというと微妙な面はある。先述の7頭はすべて前走が1600m。そもそもシンザン記念の距離延長組は過去10年[0-1-2-40]と大苦戦している。前走が芝1400m、未勝利勝ちも1400mのファルヴォーレというのは、本来は買えない馬だ。例年の京都→今年中京というのも、特にこの傾向を覆す根拠にはならない。
ただ、過去の中1週組も「買えない」と思われていたからこそ人気薄だったわけである。気になっておいて無印で来られたらたまらないので、「ダメもとの△」くらいの扱いはしてもいいかもしれない。
そもそも2020年は最終週に芝1600mの2歳1勝クラスが組まれなかったので、ベスト条件の馬が出る余地がなかった。1600mのほうを生かすなら、朝日杯組の2頭とワザモノが中2週。ただ朝日杯組の2頭は上位人気だろうから、狙うならワザモノということになる。