過去の2度と似ている気がしてならない…
先週の桜花賞、ソダシの優勝はお見事でした。一方で、もうみなさんご承知のとおり、私の予想は大ハズレ。信じて買ったチューリップ賞組は馬券に絡まず、完敗でした。池江璃花子選手の言葉を借りれば、「努力は報われないことも多いんだなと思いました」です。
さて今度は皐月賞。2001年以降では3度目となる“フルゲート未満”のレースになりました。
過去の2度は、2015年(15頭立て)と18年(16頭立て)。15年の勝ち馬ドゥラメンテと18年の優勝馬エポカドーロは、どちらも重賞未勝利馬でした。
15年は前年の朝日杯を制したダノンプラチナが年明け初戦のスプリングS3着から参戦したものの11着に惨敗、東スポ杯、弥生賞を含め3戦3勝で臨んだ1番人気のサトノクラウンも6着に敗れました。
18年は東スポ杯まで3戦3勝で、年明け初戦の弥生賞2着のワグネリアンが1番人気に推されましたが7着に終わり、朝日杯2着でルメール騎手騎乗の2番人気馬ステルヴィオが4着、デムーロ騎手が乗った2戦2勝の3番人気馬キタノコマンドールが5着と、上位人気馬が総崩れとなりました。
そして今回、上位人気馬のステップやそれに騎乗するジョッキーの顔ぶれを見ると、上記2回と似ているような気がしてならないのですが…。さらに、15年、18年と来て今年は21年。“3年周期”の年にあたるというのも不気味だと思うんですよね(いずれも個人の見解です)。
エポカドーロもドゥラメンテも、デビュー戦で敗れた後に未勝利と特別を連勝、初挑戦の重賞で2着に来て4戦2勝という経歴の持ち主でした。
今回、これにピタリと当てはまる馬はいません。似ていると言えばヨーホーレイクでしょうか。4戦2勝で前走の重賞が2着。すべてのレースで“上がり最速”を記録している馬でもあり、馬券に絡んでもおかしくないと思います。
もう1つ、15年と18年のデータからすると、狙いは7番の馬。15年の7番はキタサンブラックで3着、18年は勝ったエポカドーロが7番でした。ここ4年続けて1、2着に来ている馬番なので、エフフォーリアはいい枠を引き当てたようです(ちなみにヨーホーレイクの6番はここ10年で3着が1度だけ)。
というわけで、買いたい馬券はヨーホーレイクの複勝と、6番7番からの3連複2頭軸流し。「努力は報われないことも多い」ので、大勝負はしませんよ。
実は今回の皐月賞、中山競馬場で実況収録することになりました。去年の中山グランドジャンプの日から競馬場に行かなくなって丸1年。久しぶりの現場実況です。双眼鏡を使って喋る感覚をすぐに取り戻せるかどうかいささか不安ですが、心して務めさせていただこうと思っています。