好走馬を高頻度で輩出するのは距離差の大きい大阪杯?
今年は阪神で行われるので例年のデータを適用してよいのか分からないが、さりとて阪神芝3200mのデータなどというものがあるわけではないので、競馬場の違いは考えず以下のような調査をしてみた。
調べたのは、起点となるレースで1〜5着した馬(一定以上のレベルにある馬で、かつある程度のサンプルを得るために5着以内とした)が、過去10年の起点レース1〜5着馬の成績
こうして見ると距離が近いステイヤーズSやダイヤモンドSはその後の天皇賞春と好走馬を共有する関係にはなっておらず、GI好走馬のほうが天皇賞春で走っている。距離適性より格ということを感じる。
阪神大賞典と日経賞では前者のほうが本番との距離差が小さいが、天皇賞春での勝率・複勝率はほぼ変わらない。最近では該当馬が減っているが、より距離差の大きい大阪杯はその後の天皇賞春で好走馬をより高頻度で出している。
日経新春杯はビートブラックの影響で回収率がすごいことになっているし、複勝率26.3%は悪くないが、今年はそもそも該当馬がいない。
以上を見た感じでは距離だけに頼って予想をするのではなく、格重視の予想のほうがよさそうだ。