“可愛すぎるビールの売り子”が競馬にハマったきっかけは?
競馬記者、元ジョッキー、アナウンサー、タレント、お笑い芸人など各界の競馬好きによって構成される「地方競馬アンバサダー」が思い思いのスタイルで楽しむ、地方競馬の魅力を隔週で発信!
私が地方競馬場へ初めて訪れたのは、大井競馬場でした。
ちょうど的場文男騎手が7000勝を挙げた頃で、場内が祝福ムードで賑わっていました。ライトアップされ、写真映えするスポットも多く、女の子同士やカップルで来ているお客さんが多かったことに驚かされました。
私は、お兄ちゃんとその友達の3人で行ったのですが、とにかく綺麗で楽しい思い出しか残っていません。
当時、場内で流れていた「Twinkle Twinkle 2017」のBGMを聴きながら、ビールを片手に大井競馬場の一番人気メニューと言われるモツの煮込みを食べる…“競馬場は賭け事をするだけ”というイメージがガラリと変わった1日でした。
それから、他の競馬場も見てみたいと思い、川崎競馬場へも足を運びました。
川崎駅のバスロータリーから無料送迎バスで向かうのですが、バスの中ではお客さんのほとんどが競馬新聞を見ながら予想をしているのです。
予想を真剣に考えている人の姿を見たのは、その時が初めてだったような気がします。
当時の私はと言うと、まだはっきりとした理由で馬を選んでいなかったので、スマホで無料のデータをざっくりと見て、なんとなく予想を立て馬券を買っていました。
その時一緒に行った友人が競馬初体験だったので、TVモニターが設置してある飲食店を選びました。お喋りしながら、レースが始まるとTVモニターで自分が予想した馬を応援する、という“のんびりスタイル”の過ごし方です。
全レースが終わるとその友達から「こんなに楽しめる所だとは思わなかった!」という言葉が。
その一言で、競馬が初めての人に対してでも「一緒に行こう!」と誘いやすくなりました。
そもそも、どうして私が競馬にハマったかというとそれは単純な理由です。1着馬を当てる単勝という簡単な買い方、それがたった100円しか賭けていなかった馬券が“4000円”になった事(笑)。
番組でご一緒させていただいた島田秀平さんに「あなたのラッキーナンバーは8番です」と言われ、その後、8番の馬の馬券を買ったら的中したのです。
これが俗に言うビギナーズラック!
もしあの時、的中した嬉しさを体感していなかったら違う入り口から競馬を好きになっていたんだろうなと思います。
競馬は老若男女問わず、誰でも楽しめる“共通の娯楽”。
知っていて損はないものだと感じます。去年の12月、タクシーの中で60歳の運転手さんと、有馬記念はどの馬を買うかで盛り上がりました。年齢が離れていても趣味の話で盛り上がれる、こんな楽しい時間をつくれたのは競馬の魅力でもあります。
きっと未経験の方も楽しめるはずなので、ぜひ一度地方競馬を体験してみてください!
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