▲JRA最年長重賞勝利記録を更新した柴田善臣騎手 (C)netkeiba.com
先週8日、レパードSをメイショウムラクモで制覇し、JRA最年長重賞勝利記録を更新した柴田善臣騎手。36年にわたるジョッキー人生の第一歩は、第1期生として入学した競馬学校からでした。
そこで、柴田騎手のルーツとも言える競馬学校で同期だったみなさんに取材を敢行。実は絵が上手だったという学校時代のエピソードから、「あの騎手を抜いてほしい」というエールまで、同期ならではのエピソードを伺いました。
(取材・構成=大恵陽子)
※各インタビューは電話取材で行いました
林満明元騎手「青森訛りがすごかった(笑)」
▲障害レースで活躍した林元騎手、現在は調教助手 (C)netkeiba.com
ネットニュースでJRA最年長重賞勝利を知りました。
競馬学校時代から馬乗りが上手かったです。「この馬にはこの人が乗ったら上手い」という個性がそれぞれにあるんですが、彼は引っかかっていく馬が上手でした。
引っかかる馬はどうしても引っ張っちゃうんですけど、ある程度ハミを譲れるところまで譲って馬を騙す、みたいなのが上手かったんじゃないかなと思います。
あと、青森の出身で訛りがすごかったねぇ。ジョッキーになってからは東京や中山で会うと「よぉ! また来たな」とか言葉を交わしていました。
レパードSを勝った次の日もまた盛岡で重賞を勝って、ここまできたらとことん最年長記録を更新していくでしょうね。できれば地方競馬の的場文男騎手を抜いてほしいですね(笑)。
とにかく、長いこと怪我をしないようにがんばってほしいです。
石橋守調教師「抜けた馬乗り技術と多趣味な一面」
▲メイショウサムソンの引退式でのひとこま (C)netkeiba.com
同期で技術は抜けていました。学校時代は物静かな男やなぁというのと、馬乗りが上手い人だな、とずっと思っていました。