春の大会が延期になった影響で超過密日程に
私にとって競馬、野球と並ぶ“仕事の柱”になっているのがバドミントン。去年春以来、新型コロナの感染拡大で多くの大会が中止や延期を余儀なくされていましたが、ようやくここにきていくつかの国際大会とワールドツアーが再開され始めました。
7月以降でいうと、2020年に行われるはずだった東京オリンピック、今年5月に開催予定だった男女混合の国・地域別対抗戦スディルマン杯(フィンランド)、去年5月から順延されていた男女別の国・地域別対抗戦トマス杯&ユーバー杯(デンマーク)、東京オリンピックが2020年に開催されていれば今年8月にやっていたはずの世界選手権(スペイン)を、12月末までにすべて開催(カッコ内は開催地)。さらにその合間に、中断していた今年のワールドツアー数大会を新たなスケジュールで行います。
バドミントンをご存知の方なら、この日程がどんなに過密かはお分かりいただけるでしょう。競馬ファンのみなさん向けにご説明すれば、春のGIがすべて延期されたため、それらをすべて10月から12月までの秋のGIシーズン期間中に組み込んで開催するようなもの。出られるところに全部出ていたら、どんなに体が強くてもブッ壊れちゃうようなスケジュールです。
かく言う私も、ほとんどの大会で実況を仰せつかっていまして、今月初めから過去に類を見ない“超多忙期間”に突入中です。
今週10日からは、午前2時スタートのテレ朝チャンネル「トマス杯&ユーバー杯中継」の実況を6日連続で担当、終電で“出勤”する生活を続けてきました。きょう16日(土)は、それを終えて仮眠した後、「ウイニング競馬」で府中牝馬Sを喋り、すぐにJ-Sportsに移動、ユーバー杯準決勝の収録に臨みます。
来週以降も3週続けてデンマーク、フランス、ドイツでのワールドツアーがあるので、国内にいながらにしての時差ボケ状態はしばらく続くでしょう。まぁブッ壊れないよう、テキトー(?)にガンバリます!
というわけで、競馬をジックリ予想するための余力はほとんど残っていません。秋華賞も、先々週の当欄に書いた“GI競走プレレーティング1位→2位3位ワイド流し作戦”でお茶を濁させていただきます。
JRAのホームページを見ると、1位は115のソダシ、2位には113でファインルージュ、ユーバーレーベンが並んでいました。ここは、ソダシからファインルージュ、ユーバーレーベンへのワイド2点でいいでしょう。
スプリンターズSはカンペキな“タテ目”に終わった作戦。でも、やってみて、“イイ線”は行くんだな、と思いました。
ただ、今年のレーティングとなると、春のGIで好走した馬の数字が高くなるのは当たり前。いわゆる“上がり馬”が激走した場合はたいがいハズレちゃいますよね。2戦目も終わっていないのに、この作戦を年末まで続けるかどうか、早くも迷いが生じています。